2021 小満 紅花栄 5/29 檸檬/律
自家製レモンをたくさんいただいて一気にレモン塩を漬けたことがあり、
その時の種だと思います。
地中深くからどんどん発芽する。
深いもので5㎝以上地下から真っ白な茎をのばし、地上に出たとたんに濃い緑色に光る。
ちぎった時にほとばしるむせ返るような色っぽい香り。
美味しい紅茶、ジャスミン、柑橘系の花、若葉、初夏の分子のようです。
橙(ダイダイ)の葉と枝から抽出された精油プチグレン(petitgrain)と共通したものがありますがさらに青青としたイメージで、レモンの花もネロリのような精油が取れるのだろうかとうっとりしてしまいます(ネロリの精油はとても高価です)。
もうすでに6本ほど、苗を育てているので結実を目的とするならもう鉢は増やせないなと思っていたのですが、
この香りだけでも茂らせていたい!
レモンの苗養成所を作ってしまった。
はらぺこあおむしと取り合うかもしれませんが、それもよし。
このいい香りで身体がいっぱいになった青虫を眺めてみたいものです。
今後発芽したら、とりあえずここに移していこうと思います。
レモンの根っこは、まっすぐ下へ、太く伸びていきます。
多胚性というらしく、1つの種を2本の芽で分けて出て来ることが多い。
九谷焼や伊万里の緑色みたいな、独特の艶のある緑色をしています。
明日は展示室showroomで「律rhyth」開催です。
いつもは90分のフルセッションを2枠行うのですが、土日も薬店仕えを始めましたので、5月から15:15~の1枠限定で開催することになりました。
今回はご予約いただいていたのですが急なご変更あり、飛び込みのお客様をお招きする一枠10分間1000円(税込み)の「路面店」企画になります!
15:15~17:00(最終受付16:45)の中、何時からでも、何枠でもお越しください。
90分は事前にご予約いただくと6000円、当日飛び込みだと9000円になります。
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今読んでいる薬の本(薬の成分と人間との出会いの本)の冒頭のエピソードがすごく心に残っています。
熱病に苦しむ村を歩き回って解熱成分を見つけた牧師の信念
「神は苦しむ人のそばに必ず苦しみを治すものを置く」
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過去の今頃のブログを見ると感慨深い。
「わたしは十音にセッションを受けにくる方たちを「クライアント」と呼んでいたけれど、実はクライアントであってくださったのはほんの一部の方だけで、あとはトリートメントを体験しにお越しになる「観客」だったのではないか。」
1年前、ウィルスとの付き合いにちょっと疲れ始めた自分のセリフ。
reflexologytone.hatenablog.com
1年たちました。状況も自分も変えた。本当によく頑張った。そして頑張っている。
はずなのだけれど、ここに書いている一抹の復讐心みたいなものは、やはり消えずに残っている。そんな自分を受け入れがたい。けど抱えていこう。
もがかずに他人の発信にだけ寄りかかる人を、自分も含めてですけれど、わたしは言葉で張り飛ばしてしまう。時々猛反撃を受けるし、もっといくと、観客が減ります(笑)。
施術は「癒し」とは程遠く、作品/アート制作のセッションみたいなもの。薬店では「サーヴィス」をしている。それが糧の出どころだからですけれど。
「十音」はちょっと違うみたいです。違うけれど、疲れた人とはいい作品を作ることができる。わたしも疲れているから。
いつかお会いしましょう。