tonenoteトオンノオト 手技と身体観事始め
指揮者/声楽家の櫻井元希さんが世話人をされていた、光岡英稔先生BUGAKUスピンオフ という講座に参加したあとのセッションは、
施術の所作と、縦気横気とということが気になって仕方がなく、
手技すべてが礼式みたいに思える十音です。それも重い。
施術をした後、左右対称の正座になってもらって、定位/不定位を確認すると、
本日はお二方がお二方とも、両定位。
後の方は、施術前の左不定位も確認してからの結果だったことに加え、
リセット動作をしてもらってからもう一度確認しても、
まだ確かな両定位だった
それがいつまで続くのかはわからず、
また、定位=良い 不定位=悪い ではないし強弱でもないということなので
クライアントがかなりがんとした感じの両定位になるということの良し悪しは判断がつかない。
まずは、十音の手技ではそういうことが起こっているということを自覚します。
逆に、両不定位にする手技もありそうだと予感する。
先に書いたように、かなり「機織り」をイメージしてセッションしているけれど、
縦気に対して、髪を梳くようにとか、横気に対して、花びらを散らすようにとか。
シンプルな手技なので、何通りも見立てが可能。
新しい世界を知ると、見立ての引き出しが増えて、セッションの時間の密度が濃くなります。
それにしても、術を施すと書く施術は十音の望むスタンスと違和感があって、
上記みたいなことと、「術を施しています感」なんかが一緒になると、ドヤ顔だけでいいことの起こらないヤバいセラピストになってしまうのだろうなあと思う。
刺激というのはクライアントの身体が起こすリアクションへの「起」の部分でしかないので、どこまでもシンプルにしたい。シンプルな刺激のみが複雑さに向かい合える。
補足とか調足とか。足りている状態ぐらいに調える。手技調足師 とかどうでしょうか。やっぱり何やってるか分からないですかね…
たぶん、触覚と気に関することってAIにはなかなか難しい分野だと思うので、AIをすごく怖がって逃げたい十音は、どこまでもその説明のつかないところ、言葉のいらないところへと潜っていくのだと思います。
今日の施術は、アロマストーンにブラックスプルースとベルガモットを垂らして行った。ちょっとミントも焚いたけれど。
このアロマストーンは、今度5/21の「雑司ヶ谷手waza市」でもご一緒する
気功的生活のススメあんのん たにがみあずささんが下さったもので、
金魚のひれとかが石膏で美しくかたどりされています。福。