tonenoteトオンノオト パフォーマンス
疲れの取れる手技は、優れたお点前のように、美しい所作をともなっている。
わざと作るしなでもなく、
あえて訓練するものでもなく、
必要から生まれる最短、最小限のもので、
触ることについての毎日の思考と、
自分自身の資質と、
それまでの体験から
自分の内側から流れ出し外側から磨いてもらうこと。
わたしは手技を音楽を奏するように考えていて、
セッションは作品だと捉えている。
始まりがそこなので、90分という施術の時間さえも、ひとつのライブのような構成を意識する。
プログラムの演出には植物精油や灯りの果たす役割も大きいけれど、
基本的には身一つの手技を必要最小限の所作にて最大に受け取って頂くというのが
核なんだろうなと思う。
一番ストイックなところを研ぎ澄ましていきたい。
先日クライアントと、芸術と手技の融合について話していて、
そうしたら後日さらっと、素晴らしい事例をいくつも送ってきてくださったので、
またインスパイアリングな秋です。
手技でなにするのが、十音の使命なんだろうといつも問うてます。
今はまだこたえがババーンとこないのですが…
こういうのはドロっと、最後に、提示されると思うので。
(本当は早朝セッションが一番ストイックでいいのですが、
登録販売者の研修のため、少なくとも今年度いっぱいはお休みです)