tonenoteトオンノオト
あなた、わたしが手に入れたものを、教えて!リストから消していきますから
と女性から言われて、有機むきぐり、ビニール手袋、これはウチでは手に入りません駅前他社へ、…と読み上げながら彼女がボールペンでそれを消していくのを見る。「くちふうじ=マスク」という震える文字の表記にたまげる。手に入りましたねくちふうじ、良かったですね。
薬店仕えにより飛躍的に許容量のあがった十音の世界。わたしが安心してレジで向かい合える人など、ほんの一握り。そして、お客さんにとっても安心していられるレジなんて一握りなんじゃないか…と思う。
ちなみに選挙も全然驚かなくなりました。これだけいろんな人がいるんだしなそれは良いとして、ドキドキするたびに水風呂を思い出して揺れています。
セッションも入らない日は、ひたすら商品勉強をする。今日は介護食とか。オーラルとか。殺虫とか。
ドラッグストアに入るまでは、世間にこんなに洗剤の種類や量があると思っていなかったし、あの大量のトイレットペーパーが1日でなくなっているなんて思いもしなかった。いつまでもいる世界ではなさそうだけれど、これを知らなかった十音と知っている十音は、旅の前後ほどに違う。
同じサークルだった人がくれたこいつ、随分長い時間を共にしているのですが、四半世紀を経て本来の能力を発揮中。当時の能書きにはストレス解消のナントカ成分が入っていてにぎにぎすることによってリラックス、ということだったが、こうしてやっと、神経系エクササイズとして認識されるのであった。