間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

2022 立夏 蚯蚓出

穀雨をすっとばし、気が付けば5月も上旬が終わります、この寒さは何だろう…

本当はもうちょっと乾いて、セゾンビールなんかをごくごくとやりたかったのですが、冷えてからだの治水がおかしくなってきている、という感じ。薬店でもお腹(腸)の調子が悪い方、吐き気やめまいに悩む方が増えているし。

 

アナトミー・トレインの筋膜解剖の学びから、
4月の下旬は信州は諏訪へ古民家を見に行ったり父のパソコンの整備をしたり、
5月の1日には葉山へ『オルフェオの音風景』を見聞きしに行き、
パートの同僚が入院してしまって急遽ピンチヒッターやら、
ぽつぽつとセッション、
ゴールデンウィークの合間の平日6日には、展示室showroomへの間借り企画『律』など。

書いてみると案外パタパタと動いているのですが、願わくば週の前半、もう少しセッションしたいです!

 

足、求!

 

 

外仕事へ歩いていく往復40分の道のり中、スマートフォンで語学講座(ハートでつかめ!英語の極意 と、まいにち中国語)の聞き逃し配信を聞いているのですが、GW中は更新がお休みだったので、standFMで漢方の講座など聞いていました。これが面白い。

漢方薬の勉強て何から手を付けてよいか分からないようなところもあったのですが、十音の場合は植物や漢字が好きなので、構成生薬をアタマに叩き込むところから入るのが良さそうです。

十音の場合は、登録販売者の問題作成の手引きを始めとして、愛してやまない「生薬単」など繰り返しめくってぼんやりと生薬のイメージできるようにしていくのですが、耳から毎日聞いていたら、最初は漢字の羅列だったものが、絵の具の原色のように感じられるようになっていき、

それらが構成され方剤になった時は、その方剤の効能が、生薬の絵の具を混ぜたように、なんとなく色でイメージされるのです。

このぼんやりと立ち上がるイメージが私にとってはとても大事です。

思えば五行で見立てていくのもわずかなイメージのかけらをひろい集めて手の中にふんわりと「小さなその人」が現れ(実際には足、なんですが)そこから調子を想像し養生を引き出す。なんだかふわふわとした言い方なのですが、現在これ以上説明ができない。

 

 

ayakoxyamazaki.wixsite.com

そんな、感覚的に過ぎる十音が、高円寺の「あわいものや」でお呼ばれ施術します。

店主との企画らしい相談は時間とチャージぐらいのもので、その他は本当にそこにただいてただただ足に揺さぶりをかける人となる。

 

なぜか、「ジャッジがない場」という言葉が浮かぶ酒場(酒場なのか?)なので、施術もそこにチャレンジしたいと思います。

 

リフレクソロジーの施術、というと「『どこが悪い』かわかるんですか?」とよく訊かれるし、どこが悪いのを知りたがる人もいるし、どこが悪いと言わないと満足しない人もいるんですけれど、

十音がやっているのはただただ違和感の差し込みなんではないか、
「こんなところに第4趾があったのか」とか小さく認識して頂くのを繰り返して、
もしかしたらネガではなくてポジとなった身体で帰っていただくだけなのでは。

 

ついつい調子は如何ですかと尋ねてしまうのですが、できればそれもなく。

調子が良いとか悪いとか人生ジャッジではなく、そういう身体が今ここにあるねとオチもなく。

西洋占星術師で納棺師で喫茶と酒場の店主とのカウンターでの時間もおたのしみに。

まだ全枠受付中です。