2022 小寒 芹乃栄
昨日雪が降って、今日はすこんと晴れた。
雪をとかして蒸発させてくれるエネルギーにとことん感謝している。
早朝の道路はアイスバーン状態で、普段の歩幅の3分の1ぐらいでしか歩けず、駅に着くのに倍の時間がかかった。
そして、乾いていても道路が信じられなくなっていて、少しでも光っていると足が止まってしまうように!
自分が転ばないように気を付けることはできても、車が突っ込んで来たら仕方ないなと思いつつ、雪かきをする人がいないのであろう道路を歩く朝5時半。
まだ真っ暗だったし今でも、「つるっ」というあの感覚がよみがえって心臓のあたりがきゅんとする。
昼に帰宅し、南向きの窓際で背中に光を浴びながら、1時間ほど眠った。
暖房を消しても温かい。
小さなところでは腕時計やラジオ、計算機ですでにソーラー電池を使用しているけれど。
東京都の助成金とは別のところで、取り組みたいと思っている。
もう一つ注目しているのは、床暖房「オンドル」。
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パート先の若い人たちが緊張していて、全く笑顔を作ることができないことを気にかけている。「緊張しているんです」と言う。でも、自分でそれを言えるぐらいには甘えがあるし、緊張しているから笑顔になれないなんて正直だなと思う。
緊張は、人に解いてもらうことはできなくて、自分で解くしかない。そして笑顔でいることというより、怖い顔をしていないことは接客でお金をもらうなら義務だし、自分をリラックスさせるのも自分の役目なのだ。笑顔って、筋トレでもある。
いらっしゃいませと声を出すことが店の決まりだが、それもできない。それも、トレーニングなのだ。
あなたの出した声を、必ず受け止める人がいるからと、いつか伝えられるでしょうか。
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日々、考え付くことは多いのですが、文章にできませんでした。
ぼかして書きますが、12月のオンライン人体解剖のころから、さまざまな「ひずみ」を引き受けて濾過するようなことをずっとやっている気が。
小さな歪が集まり、ゴキっと音をたててハマるような解毒もあるのかもしれません。
とりあえず心身は規則正しく元気なので、観察しつつ、やれるところまでやってみようと思っています。
雪の道を歩いた足は思ったよりも歪んで疲れていることと思います。
十音の1月の開室予定も出ましたから、ぜひお越しください。