2021 小寒 水泉動
1月11日月曜日
しみずあたたかをふくむ。なんとなく春の準備が始まっていますね。
いまから24年前。成人式はサークルの先輩の家で呑んだくれていました。
部屋に入ったら「あーや祝成人」という横断幕があって、しかもそれを見ないでずかずか部屋に入って飲もうとしたので、もう一回入口からやりなおせと言われました。
幸せだったなー。
というわけで、成人、卒業、就職、退職、結婚という区切りに式がついたことがなく、全てうやむやな感じでここまできたのが私でした。
成人式を迎えた若い人たちに、大人としての役割を負わせたがるのは、ちょっとパキっとしない卒業を繰り返してきたことをちょっぴり後悔している大人が多いのではないでしょうか。
いつかFBページに書いたのですが、大人になると他人が設定してくださる「式」が減るのです。卒業式のあとはお葬式という方だっているでしょう。だから自分で「式」を設定して、次に進まねばならない。自分のための「式」をするときは、人間以外の、主に暦とか、五行とかに味方してもらえるようタイミングをはかることにしています。
昨年7月に母校のお茶の水女子大学の学生さんたちに、「来し方行きたい方向」をお話しして、その感想をいただいたことはわたしのある意味、アカデミーからの修了式だったように思います。
そして、その時点でお話しした状況からほとんど3か月単位ぐらいで方向転換や修正をし続けており、2020年初頭の自分には予想もつかなかった世界に身を置いて選択をし続けています。
自分を公正に評価できるひとは一緒にいて安心感のあるものだと思う。能力や成果といったことを実際未満も大きくも見せずに、客観的に達成した分はもちろん、そのための努力もいい塩梅に評価していて、それを気持ちよく自分の細胞にしみ込ませているというか…釈迦力に発信しなくともわかる人にはわかるだろうということ。
だから自省と自信は共存できるはず。自省というか、自修正でしょうか。足らんかったーという分を埋める努力をしながら、ここまではできているということも認めることはできる。
十音の中にある晴れないものを洗い出してみました。
・私はコロナ禍下でフットケアの技術を学んだが、如何せん実習が足りない。夫の爪を切るけれどなかなか機会がなくていまだにギザギザだし、「フットケアができます」と独り立ちして言うことができないでいる。
・そして登録販売者試験を自己採点では高得点で終えたけれど、たとえ合格してもそれは「仮免許」でしかないので一人前ではない。そして朝の品出しスタッフでは、この仮免許を本免許にすることはできない。
・十音の美学はいいと思うけれど…まだまだやっていないことがある。
上記、晴らすために取り除けなくてはならない雲はもう判っていて、めんどくさがってないでやるしかないのでした。家族が元気でいてくれるからこそ動けることに感謝しないといけませんね。不足を埋めるのに、「知識」を入れようとする癖があるのですが、上記の不足は、人との関わりあいでしか埋まらないもの。苦手ですけれどやんなきゃならないこと。
どんなにしたところで、あと2年は海外への旅ができそうにないという状況も、使いようではないでしょうか。
1月13日水曜日
昨日はちらちらと雪の見える寒い日だったので、今日の快晴の空はまぶしかった。富山で大変な雪の中を車を運転して、ハマったりしながら仕事に向かう友人の投稿など読みながら、冬に高気圧の太平洋側に住んで安心しているというだけで、自分を弱いなあと感じてしまいます。今の私は曇り空に何日間耐えられるだろう。
昼ちょうどぐらいに夫がでかけるため、10時過ぎにストロングブランチをして、雑巾がけなどしたのち、猛然と図書館へ出かける。何かを動かしたくなったら図書館にいくに限る。整体に関する本や雑誌を合計11冊ほども借りて帰ってくる。
わたしが足しか触らないのは、距離感がちょうどよいからですが、足の表面への丁寧な刺激でもたらされる整体効果は強いと感じています。
でも、「治す」「改善する」という介入意識をもって施術をされる方たちからは、正直、相手にされないことが多いです。あと、強い圧がお好きな方には十音の施術は物足りないかもしれません。十音は介入しますが、その質は治す方向とはちがいます。
何も考えずに(曰く)「結果を出さない施術」をしているわけではないことを、言葉で武装すればするほど「言いたくなってしまう」かもしれないし、それをベラベラ言うことはカッコ悪いと思っている。
でも「黙っていればいい気になりやがって」ではありませんが(すみません過激で)、(十音の施術を受けたことのない方からの)過小評価が続くと、十音の弁護をしたくなります。武装のためにではなくて、あなたと同じ結果観を別の方法で得ているだけ、と納得するために、ヤマザキが言葉を集め始めた…という感じでしょうか。
十音のマネージャーヤマザキが、十音のためにちょいと腹を立てたのかもしれません。
誰も言ってくれるものではありませんが、十音は、多分上半身に触れて結果を出すこともできると思いますよ…ちょっと訓練は必要だけれど、ホリスティックな感覚で臨んでいるからです。
それにしてもつくづく「●●式」っていうのが嫌になってきてしまいました。どうしよう。ドーガン・インターナショナル認定からスタートしたというのに!笑
人に触れるってシンプルな行為なのでそれ以外のところが多様すぎる。
それが「手技療法の売り方」の難しく、チャレンジしがいのあるところでもあるのでしょう。
1月14日木曜日
先日の献血で、血糖値が正常範囲内の高めだったので最近焼酎のお湯割りにしていたんですけれど、3日ほどで「糖」に飢える自分がいてびっくりしました。
でもワインの酔は冷える。入眠がキツイ。ということで、ビール一缶ごくごくしたあと黒糖焼酎、というコースに落ち着いています。
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ごくごくしながらグサグサ縫っているのは新しいマスクです。お客様に素敵な岡山デニムのマスクをされている方がいて、ずっと放ってあったデニム生地をやっと手掛けることに。
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幸田文の「きもの」のごとく、こういう急な仕事は縫い目なんかいちいち気にしない、スピード重視で5ミリ幅ですが気にしません。洗ってりゃ詰まるでしょう。
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濃いインディゴに最初は顎まで染まりそうですが、不織布に劣る気がしません。
今まではインドネシア系の神々に守ってもらってましたが(笑)、昔からの染料で染めた布には強烈な抗菌力がある気がします。まずは5枚。この藍にヒゲなど入る頃には、見てろよ〜(何を)。