間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

tonenoteトオンノオト 世界史第1章 悲観的な暴れ川の民

序章の最後に支配者と被支配者が出てきます。

生産経済によって余剰な食糧が発生するとそれをよりあげる強制力を持った支配「階級」というのが生まれる。

また、他の集団が生産した食糧を略奪しようと考えるヤツらによって戦士集団が出て、そうすると指揮官として支配者が生まれる。

どういう条件だったのでしょうね。

全員持たざる者だったところから持てる者が生まれる瞬間。

序章はとてもスリリング。

モテるとモタざるの拮抗によって文明が築かれます。

 

 

初めて出て来る人名はハンムラビ。同害復讐「目には目を」。

 

メソポタミアの民とエジプト人の違いをティグリス/ユーフラテスとナイルの3本の大河の性質の違いでばっさり切るコラムは、五行的で面白い。

曰く、増水が規則的で川筋が変わらないナイル流域にすむエジプト人は楽観的で素朴、

しばしば堤防を突き破り大洪水の暴れ川に挟まれたメソポタミアの民の書かれようは、

人々の性質も暗く悲観的で、さらには深い倫理観や罪意識に支えられて、神々への信仰も絶対的なものになった。

外敵のありなしも上記の「暗く悲観的」には影響していたようだけれど、「楽観的で素朴」「暗く悲観的」は何を基準とした性質なんでしょうかね。そしてどうして暴れ川が倫理観やはてには罪意識まで民にもたらしたのか。

五行論では水に分類される恐れというのは、やっぱり治水できない、人の力ではどうすることもできない水害への恐れの名残りなのかもしれません。

もしかしたらその前の海の潮流の乱れとかかもしれないけれど…(だから水の乱れは耳にくる)  

 

そして、オリエント地方の統一。

アッシリア帝国から、新バビロニア/メディア/エジプト/リディア の4王国並立→そしてペルシアが拡大して、オペラの名でもきいたことのあるクセルクセス1世の登場。ギリシア人と戦って敗れた王様として(残念)。

このころの王になると在職年数が併記されている。みな約20年から40年ぐらい。

ペルシアが1世紀半続いたのには統治のシステムが巧みだったから。つまり、全国を分けて州長官を置いたらしいですよ。知事みたいなものでしょうか。

 

 

東京都の登録販売者試験は今年9月に実施のようで、ドラッグストアの新入社員さんなどが受けるみたい。焦る人たちの話を聞いていると、殆どの人が「試験問題作成の手引き」を知らないということに衝撃。

 

医薬品登録販売者試験勉強は、

厚生労働省から「この文章の中から出ます」と気前よくPDFがオープンになっているこの資料と 過去問(これもオープンになっていますから)を地道に行ったり来たりする、これに尽きる。高いテキストや参考本を買う人が多いけれど、結局は上記資料の範囲を出ないと思います。

お店に出てから役立つ情報まで入れてくれている参考本はかえって気が散るし…。

 

それにこの試験には傾向分析とかヤマ掛けは危険です。以前は漢方製剤は捨てても大丈夫、他で点を取るという人もいたかもしれませんが、昨年などは漢方製剤と西洋薬が混ぜて出題されてどこかを捨てていると得点できない仕組みになっていたし、とにかくオールマイティ覚えないとダメだと思う。

 

そして、ストアのフロアに立てばもちろんお客さんの症状にヤマを掛けるわけにはいかないわけで。

 

手引きは、登録販売者としてやっていくにあたっても頼りになる原典なので、出力をお勧めします。わたしはA4 に2ページずつ、本当は両面にしたかったけれど裏紙を使ったので厚さ3センチぐらい。眼玉クリップでがばっとまとめて章を入れ替えながら勉強したあとは、ファイルに閉じました。あと1か月、何をすれば?と混乱している方は、深呼吸してまずは出力。がんばってほしいです。

 

医薬品関係者でなくてもセルフメディケーション力を着けようかな、という一般の方や、人の健康にかかわろうとするいわゆるセラピストにもおすすめです。

 

そしてそこまでして勉強しても、また「商品」としてのOTC薬と結びつけるのにはまだまだ勉強なのです。暗記は続く。そして、フロアで質問を受けるのは、手引きなんかには載っていない衛生用品の形状とか、体温計のこの値段の違いはどこから?とか…もうどこからフックが飛んでくるかわからないわけで。

 

そしてここのところの私の課題は、もはや医薬品成分ではなく、
商品のレジ袋詰めでございます。

もう、こういうの見て頑張るしかありません。

youtu.be

 

今日も、クレジットカードで支払われてから「もっと大きい袋にできないんですか?」と訊かれてトホホでした。