間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

植物精油個人レッスン2日目

榎本敦子さんの しぜん養生サロン100hanaへ。

 

今日はまず「ノート」のお話から。

 

自分が園丁または庭師になったような気分。

部屋の整えにも似ているよね。

室内楽にも似ている。

note というぐらいだから、出来上がった香りは重奏の音楽のよう。

 

その香りの楽譜の描き方を教えていただく。

 

通奏低音として後でボディブローが効いてくるベース。

和声の中声が長、短を示すように、その雰囲気を左右するミドル。

そして、最初に立ち上って早く減衰していく第1印象としてのトップ。

その間を埋めるトップミドルとミドルベースは

剣道の次鋒と副将もしくは、

5重唱のソプラノ2とテノールみたいな感じ。

 

このnote強く響かせようかな、

これは弱い音であとあとまで延ばし続け、

全体の雰囲気はこのメイン・ツリーで決めよう!

しかし効果的な隠し味も忘れずに…

 

と、自分の中の文化的体験や感性を全部注ぎ込んでブレンドするのですね。

 

しかしながらわたしは精油の薬理をまだ暗記できていないので、

あとにレポートされる実際のブレンドは大騒ぎでした!

 

ノートの話のあとは、第1日目の続き。

東洋医学の基礎の基礎は修めているわたしのレベルに合わせ、

土、金、水の性質の精油を千本ノックならぬ30本ノック。

 

いやほんと、

榎さんが鮮やかに飛ばす精油の球を、

必死で取りに行く球児そのもの。

 

どちらかと言うと、

木と火は「爽やか系と花系」、みたいな解り易い感じもあったのですが、

土金水は難しいねえ。

木みたいなカオして実は土です、みたいなヤツがいて(ペパーミントとか)

イメージで生きる十音が混乱していると、

そこも効能がこういうところだから、と

整理して説明してもらえる。

 

解り易いです。先生。

 

 

怒涛の千本ノックのあとは、

来ました、ブレンド実習タイムです。

 

f:id:ReflexologyTone:20191115192715j:plain

↑ 好きにとれと言われてもう宝石の小箱を前にしたナントカ状態です

 

前述のとおり、さあ、庭を作ろうとするけれど、

メインテーマを忘れたりとか、

五行がすごく偏ったりとかしてなかなか難しい。

 

頭に立体図が描けないでぐずぐずすると、

やってみなはれとコーチが言う。

 

 

理論的にがっちりと組み上げた後に、

これでほんとにいい?と質問されてどきりとする。

ほんとは、もっとダウナーで甘い香りに溺れていたかったけれど、

トップを3分の1入れなくちゃ、とがまんしていたのだ。

 

本音を差し込む。

とたんに、作品の色香があがって大興奮。

そして、好きな香りを増やした分、

「義理」を減らす(!)作業には

カタルシスさえ感じる。

 

f:id:ReflexologyTone:20191115191535j:plain

↑ 溺れている

出来上がった十音ノートは

メロディ抑え目で普通のアンサンブルから言ったら不良ですが、

重低音が程よく効いて美しかったです。

 

廃墟の庭がこんな香り、という感じ。

 

かく言うわたしの目的は以下でしたから。

f:id:ReflexologyTone:20191115191742j:plain

 

金(ごん) 多めです。

 

忙しかったり、悲しかったり怒ったりで

こころが落ちて気が滞っている時って、

嗅げている香りがすくないし、

なにより息が浅い。

 

そういうところに予期せぬ香りが迎えに来てくれると、

自分が思ったよりも力強い良い経験もしていることを思い出したり、

凝り固まった思考が揺すぶられてはっとする。

それはリフレクソロジーの刺激の差し込みでも期待できる効果だけれど、

植物精油の情報はよりダイレクトで、幸福感に満ちていると感じました。

 

植物が開いてくれる幸せな記憶や新しい世界の匂いがこうしてずらりと揃って、

力を貸してくれると思うと心強いもの。

この素敵な宝物を持っていて勉強している方は、

ぜひ、独り占めしないで、

家族に解放してください。

 

ヤマザキ家では、帰宅後30本ノックのムエットを

ばーっと広げてみました。

パソコンから顔をあげて「いい匂い」と反応した夫の番頭さんに、

もう香りも混ざってたかもしれませんが一本ずつ嗅がせる。

 

マジョラムな気分だったようです。

(確かに緊張型…)

f:id:ReflexologyTone:20191115193128j:plain

 

そして、香りを肴に常温の白ワインを飲み始めたら、

いつもと感じが違う!

いろいろな香りにたいして敏感になっていて、

お酒も豊かになったようです。

(お酒とたしなむと吐き気を催す、などの精油もあるので、

よいこはやってはいけません!)

 

セラピューティック・リフレクソロジーとの相性も良さそうで、

もっと訓練をつめば、

クライアントの「調子」に合わせて「ノート」を決めていく、という

究極の「十音」を目指せるのでは!

 

まずは最初の足湯や、後半のひざ下オイルでもう少し使えるよう、

訓練を積まなければ。

 

今回は、「土用休み」を頂くにあたって、

十音をグレードアップする道を模索しながら、

ここではないか、と受けた個人レッスン。

受けてよかったです。

世界には、知らないことが多いし、

自分もまだまだ未知数だと興味深く感じました。

 

これって、思いがけぬ「ほぐしをほぐす」だったと思うのです。

ayakoxyamazaki.wixsite.com

 

←伝説の十音企画。初回のゲストは小松ゆり子さん

 

 

そして、

よき精油の使い手は、よき五行の使い手だと思う。

そしてよき精油の導き手は、よき五行の導き手でもあって…

f:id:ReflexologyTone:20191115191946j:plain

↑ わたしは茶ノ木だと思っていたティーツリーの効能について。図解

 

そんな名コーチ榎本敦子さんのアロマの施術は、

この日曜日の「雑司ヶ谷手waza市」で受けることができます!

お悩みに合わせたブレンドオイルと、

経絡の刺激。

 

都合で12月は受けることができませんので、

11/17(日)に雑司が谷へお越しください。

 

榎本さんのセルフセラピスト講座はこちらから。

ameblo.jp