tonenoteトオンノオト 半分オンライン
十音には学割があって、
60分2000円と、90分3000円。
それでも学生にはきつい金額ではあると思いますが、
2020年に母校でキャリアについて語った時に若い人たちと出会ったのがきっかけでできた料金で、それから何人かにご利用いただきました。
彼女たちが、このウィルスとの付き合いの孤独と、わたしはしませんでしたが就活や、わたしも苦労した卒論の苦しさを乗り越え、社会人になっていくのに伴走できる施術の時間は宝物。
その若さでリフレクソロジーで身体やこころのケアをしてみようと思い立つのですから、みな聡明で真面目で、自己管理に優れ、この人たちを落とす会社などロクなもんじゃないと憤ったりしたものです。
そろそろ、直接キャリア話を聞いて下さった学年のみなさんは少なくなってくると思うのですが、
「先輩がここのことを話していて」という学生さんが、卒論佳境のリフレッシュにお越しになりました。
学生生活、どうでした?と訊いたら、
半分はオンラインだったと返ってきて、その4年間を想像し、ぐっとこころが痛みました。
1年生が終わったらもう友人に会わない生活となり、気が付いたら4年生。
サークルも休止。
そういうもんだ、として過ごす人もいるのでしょうけれど、
パンデミックの何年間かが若い人の心身に落とした影がありそうです。
やり場のない思いを抱えたまま社会に出ていく人がこれから増えていきます。
2022年もあと1か月。
いろいろと、「なかったこと」のように装って先に進もうとしている気がするんですけれど、
親元を離れ、他人と新しい交流をするはじめにこういう世界と遭遇した人たちのことを、年配者として気にかけていたいと思います。
これからどんなことが、起っていくのだろう。