tonenoteトオンノオト ショウ マスト ゴーオン
オーケストラの事務局時代
オーケストラの公演「以外の色々」を担当していて
室内楽コンサートからホール探検からワークショップからロビーのイベントから
とにかく色とりどりにたくさんありました
それらの管理は楽員さんにお渡しする手配書または公演チラシを表紙に
クリアファイルにすべてぶち込み、
ラベルをつまみ出せるようにしてラックに入れて
けっこう1年ごとの繰り返しだったりするので、また季節が巡ってくると、
前回のファイルを出して用意を始める…という段取り。
ホールはゴミを持ち帰りのところが多いから、
楽屋割りの紙など終演後に急いで剥がして、弁当や飲料容器入れとかも引っ剥がし、とにかく空気を抜いて順番構わず「ごろごろ」(キャリーバッグ)に詰め込んで、持ち帰ります。
そして、自宅や事務局でゴミを解体し、かなりの量の紙ものを捨て、またクリアファイルに入れるものを吟味。
そしてまた季節は巡る…のでした。
その季節の巡りを断ち、
もうスポットライトの中にも影にも、立つことはなさそうだなーとタカをくくって
7年ほどたちましたところ
ダウランド アンド カンパニイさんからお仕事をいただく。
歌の師匠の波多野睦美先生の舞台作品、憧れの存在(高円寺でたくさん勝手に勇気づけていただいていた)辻田暁さんのおそばにいられる~
いやいや、舞台作品はそんなに甘くない。
ダウランドさんの舞台のお仕事は、まだわたしが歌を学んでいたころ、
2006年にモンテヴェルディ『オルフェオ』で不出来なアシストを務めて以来。
あまり恥ずかしくて誰にも思い出してほしくないので、封印している。
そこから何年経ったのでしょう…?ええーーーー・・・
しかし、人は経験を積み、その仕事場での所作を身につけ、身体で覚えたことを忘れないものです。
不出来と不義理を返上すべく、身体の記憶を全部手繰り寄せていっぱつ集中いたしました。
このコンサートのためにお天気までロンドン仕様になるぐらい、
コンサートを成り立たせるための一座の「気」というのはすさまじい
見事に舞台上の人たちの五行のつり合いが取れていて
バランスの良い場だったんだなあと思い出します。
十音も、東洋医学的なリフレクソロジストがステージの袖に居る時のかたちで
交感神経と副交感神経さんの絶妙なバランスに感心しつつ、
そこに居ることができました。
そしてまた、紙を吟味し、コンサート1つファイルを作りました。
またどこかで公演があるといいな。
そして昨日は間借り施術 『律rhyth』で
ご来場いただいたみなさまありがとうございました。
この律も、2017年からになりますから、もう5年が過ぎようとしているんですね。
ところ変われば刺激が変わる。
十音は水のように、形を変えて、ただただ刺激のみがそこに残っていきますように。
そして、本日は、
サリクスカンマーコアさんの公演、表方(受付)のお手伝いです!
大バッハ ですー。(悔い改めよとずっと言われている気分になる怖い存在。)