「誰かと居る独り」になりたい時に
夏休みの合宿中みたいな十音に、セッションを希望してくださったゆる常連の方。
もう何年来になるだろうか。
夏休みは移住のための準備ですか?と訊かれて
いえ、そんなんではなくて、自律神経系の勉強を、自分のセラピーのためにもしていて…とほんの少しお話しする。
気配を削いでただの刺激になりたいと思っていることや、
十音のPR担当としてのあやこさんのスキルを上げたいということをぼそぼそと。
ふーんと少し考えられて、
よくわかります、わたしは本当にひとりになりたい時に、ここ(十音)へ来ます
と仰った。
見事な編集力にうなる。同時に施術家としてこんな言葉をいただけるって、正直に嬉しかった。
久しぶりのセッションは、
90分足裏にただ居続けるということこそが、
それだけが十音の技だ、ということを思い知るものでした。
やっぱり開業前に定めたスキームは間違いない。
わたしが十音の施術の地味さに焦ってどうするのだと思います。もっと地味に。もっと説明し難くてもよい。
あやこさんはこんなふうに楽器を弾くんだろうと思いました と仰っしゃって
おやすみなさいとお帰りになった。
師匠の五行さんがあの方の身体を借りて十音を励ましに来てくださったんだろうか。
お盆だし。
忙しかったから、誰かと居る独りになりたかったのかも。
いつかの暑い日も、こんなことも書いていました。十音は、夏は、身をなくしたくなるらしい。
https://reflexologytone.hatenablog.com/entry/2020/08/16/153321