tonenote N系
とても久しぶりにセッションできました(7月初!)。部屋を整えながら、精油の蒸気を吸い込み、深呼吸したら、ゆるゆると自分がほどけていくようでした。
クライアントの足に触れながら自分が触れてもらっているような感覚がありました。わたしにもメンテナンスが必要なんだと思い知りました。
お店で働いている時の文字通り「神経の使い方」って、リフレクソロジーのセッションをしているのと全然違うわけです。接客というところでくくる考え方もあるかもしれませんが、お店のほうはもっと舞台上に近い。それも、ホストを演じるところからもう半周まわって、演じていないことを演じるところまでメタ認知する。
まだ訓練中のわたしは、人と接する時は常に自律神経の混乱が起きていて、5時間半の勤務が終わるとへとへとなのです。そして、この「在り方」って販売員の目指す高いレベルらしいのですが、そんなことはこの時給じゃできないわー。
自然体でいますーという演技をするということなんですけれど…
でも、自然体が本当にいいのかというとそうでもないらしい。例えば十音の近くのお店のもう10年来顔を合わせている定員さんは、にこりとしないし、なにか個性的なサービス精神を感じさせるわけではなく、淡々とレジを打ってくれるのでわたしは究極に非日常な世界に立ってちょっと緊張してお会計を済ますのですが、実はその感情を動かさない淡々としたレジスター作業というのが、究極のサスティナブルなサービスなのではないかと思うようになりました。
あたしの自然体でいますよーという下手な演技体にお客さんはかえって不快感を感じているのではないか。それだったらにこにこしなくていいから正確に作業し、わかりやすくさまざまな制度について教えてほしいかもしれない。
あたしは、解りやすくなさや手先の不器用さを、笑顔と押しつけがましいコミュニケーションでごまかそうとしているのではないだろうか。
ちなみに、心からにこにこすることにしています。にこにこしたほうが、お客さんも優しいことが多いという自分なりの統計はあるんですけれど。
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今取り組んでいる神経系エクササイズの中には、手をにぎにぎするという作業があります。
手をグーパーするのと同時に足の甲もグーパーするとわたしは何かが変わるのですが、手に力が入らない、握れない(と心底思いこんでshockをうける?)ことがあります。
足の甲をグーにした時は必ず呼気が起こるので、肺と関係していると思います。
リフレクソロジストは頭では理解しているだろうこのことを、ちゃんと神経で語りたい、と思っています。
今日の昼食。ひやむぎ。トマトの缶詰、ツナ、胡瓜のすりおろし、八方出汁。名前のない作品のほうが得意でお世話になっています。