間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

tonenoteトオンノオト 趾より愛をこめて

十音がやっているのはもはやリフレクソロジーの枠内にいないのでは、という思いはここ2年ほど特に強くなっていて、それを名付けるためにメディカルな領域に足を踏み入れる(文字通り)ことが増えた。もちろん登録販売者もその一環であるという自覚がある。

その「足」の最先端領域「趾」。足へんに止まると書くのかキミは。

 

セラピューティック・リフレクソロジーの特徴のひとつに、他のリフレクソロジーではありえないほどの丁寧な趾全側面の刺激というのがあり、

それがもたらすクライアントの状態の変化が大きいので、もっと知りたい領域でした。

 

9月のキネティコスの筋膜解剖ライブストリームの受講で骨から筋肉の「層」の世界には魅了され、今回、そこに刺激する「方向」への興味が加わったと思う。

今まで自分が勘で加えていた刺激に理由を加えられたというのは大きい。

 

もう一つ感慨深かったのは、自分の学ぶ姿勢の変化かと思います。

自分のわかりやすい教え方で必ずしも教えてはもらえないのが、大人になってからの学び(今回がそうだったというわけではなくて)。でも、ちょっと混乱したとしてもその中から自分に必要な知識をもぎ取ってくるような集中力がついている。

例えば、今回の講義は足底の細かい筋肉名やその起始停止がある程度イメージできるようでないとついて行けなかったと思うけれど、瞬時にクライアントの足底の感触に立ち返って必要な方向を感知しながらなんとかついていくことができた。

また、施術をベッドでするか、床でするか、リクライニングチェアでするかというのは力の方向として大事なことなのだけど、

逆に十音のように小さな施術室で、今回の「床施術」と同じ方向を生み出すにはどうしたらよいかと考えることもクリエイティブでよいと思う。

 

今回外反母趾と、私自身もわずらっている強剛母趾へのアプローチではかなりのワザを伝授していただいた。奇しくも旧友より、足への刺激をすごく大事にしているダンサー/指導者の情報が送られてきて、この啓蒙が人にとって大切だと認識している「売れっ子」がいらっしゃるんだなということも知った。

十音自身は、まず今回得た技術をセルフケアのところに落とし込んで、自分で「方向」を体得、納得し、クライアントに伝えられるようになろうと思う。

こういう講座は相モデルの相手の経験により質が変わってしまうのが恐ろしいところでもあるので、はじめセルフケアの会得から始めたほうがいいんじゃないかなあとさえ思う(今回の相手が悪かったということではなく、私の方が空間把握が苦手なため、講師の手の位置とかを再現できないのです。相方が混乱しただろうと思います。その点、自分の筋肉で実感した方向は相手にも加えられると思うので・・・)

 

そして、相変わらず登販の研修という名のレジ打ちと品出しは続くので(笑)、
そこの精神的な比重を軽くし、
足への愛と思い入れをですね。ちゃんと呼び覚まさなくてはと思う。本当に素晴らしい世界だと思うのです。

 

bodycare-japan.com