tonenoteトオンノオト 筋膜解剖ライブストリーム2日目
「腰が引ける」という精神状態と、
股関節の筋肉の状態のつながりについて
「恐れ」と筋肉について何度かトーマス・マイヤーが言及していたのが印象に残る。
犬が、恐怖を感じている時に尻尾を後肢の間に挟むように背を丸めるけれど、
筋肉と感情どっちが先なんだろう。
膝を曲げた状態で外側から層として剥がしつつ見せていただいた関節、
「脱臼できるかな」という言葉と共にスポッと外れた大転子のつるりとした輝き。
わたしは例えば「人体」番組などで、そこで起こっている生理学の科学に驚愕し、
どんどん人体を複雑なものとして見ていく姿勢が加速していたのですが、
筋膜の面に薄く薄くメスをいれながら解っていく人体は、
なんだかとてもシンプルで美しい「形」を持っていた。
セラピストになるにあたって「解剖生理学」を学びますが、いっぺんに形と機能を学ぶことによって生じる混乱もあったのかもしれない。
今回解剖学の世界に触れてみて、
オーケストラスタッフ時代から取り組んできたファシリテーションというのは、生理学のように思われているかもしれないけれど実は解剖学なんじゃなかろうか。
そこを考え間違えると、人が他者と何かするってことがすごく難しくなってしまうのではないかと、そんなヒントをいただきました。
こころをうまく解剖できるカウンセラー
食材をうまく解剖できる料理職人
専門領域をうまく解剖できるプロフェッショナルたち
(昨日も書いたとおり、足底は、分ける、解るのがそんなに簡単でなさそうなんだけれど・・・つまりはファシリテーションしにくい。解りにくいリフレクソロジストという自称はあながちずれておらぬというところがフット専門手技療法者として唸るところなんだけど)
明日はやっとライブで参加できる。そのあとはセッションのご予約はとらずに、繰り返し繰り返しビデオを拝見する予定です。
今夜はこれから鶏をさばき、
明日はがじゅまるの根を観察しよう。