間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

tonenoteトオンノオト その薄っぺらの裏側のこと

【tonenote】
そして今日は、腹膜のこちらとむこうを見ました。
裏の表は裏、表の裏はなにかの表。
この意識で施術は随分変わると思います。
指に触れるソレが骨のどこに付着しているか、骨でなくどことつながっているか、知るのはとても楽しいことです。
「解剖生理学」を最初からいっぺんに学んで混乱した方にも、解剖学と生理学を一旦分けて、シンプルに形や組織のつながりを見ることはおすすめできます。
昨夜書き散らかしましたが、全体を見ることに疲れちゃうことはありますし、パーツを磨くことで全体に血が通うものです。
.
筋肉の、「裏側」ってなに。と思われるかもしれません。でもその足疲れ、どこに宿しているのでしょう。裏にもあると思うんです。筋肉の多くは、思っているより薄い。ペラっとめくると裏が見え、光を透かしさえする、ミルフィーユカツ状態の人体よ。
ネットで受け取れることは膨大ですが、本に描かれていることも膨大ですが、冒険家からの見聞録も追いきれませんが、全てに発信元のフィルターがかかるのは当然。でも実際に「さきほぐす」こととその間にあることをこうして目撃し、自分のフィルタを選択することができる時代。
.
また、レトリックに頼って薄っぺらいことを言っているようにも思いますが、
腹直筋とおなじぐらい、その薄っぺらさにも裏はあるのでは。
 
わたしの場合は、
表だけのころはこちらから押すことしか知りませんでしたが、
裏を知ると、肉のむこうから指を押し返す力があるなと感じることができるようになりました。