間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

反射療法

わたしは東洋医学という軸にひかれてこれだというリフレクソロジーの理論と手技を学ぶことができたけれど、

だからといって他の哲学の刺激は効かないのだと言うつもりはない。

リフレクソロジーを科学的に研究している方の、仮説や方法については本当に知りたいと思っている。

 

先週火曜日に基礎編、水曜から金曜まで自律神経系。

iitt-JAPANさん主催の、Dr.J.Manzanares の講座をオンラインで受けてみた。

 

マンサナレス・メソッド・オブ・リフレクソロジーのウェブぺージ

MANZANARES METHOD - SCIENTIFIC REFLEXOLOGY

ドクターによるリサーチ集もありました。

RESEARCH - MANZANARES METHOD of REFLEXOLOGY ©

 

 

望んでいたような科学的根拠の説明はわたしの予想外に少なくて、

すでに体系化された知見の伝授に大部分の時間が割かれていたと思います。

 

とにかく正しく計測して、そこにある反射区をブレない圧で刺激することが大事、という厳密なメソッドで、オンラインにおいてはドクターの手は画面越しでしか感じられないものなので、とにかく足に線をひいて、ひいて、ひきまくる。

 

感覚の人、十音の場合は測るより触れたほうが正しくとらえそうですが、オンラインではそうもいきませんね。画面にうつすのが大変難しい箇所ですが、他の受講生の足チェックを全部拝見するうちに、皮膚と脂肪と筋肉のむこうの骨が浮かび上がって指を呼ぶという感じを得ました。

 

ある疾患に関して、

全体を刺激して全体(五行も)のバランスをとっていこうとするドーガン式と、

症状からある程度、箇所を選んで集中して施術するマンサナレスメソッド。

後者はクロス・フェノメノンを採用しているのでチャートで共通するのは上下のみかもしれません。

最初に全反射区の位置を覚える前者と反対に、後者は全講座を受講しないとすべてのチャートは得られない。

「人体は同じなのにどうしてこんなにチャートに種類があるんだ」と反射区を研究し始めたというドクターの、「これがオレの決定打」を学ぶセミナー。

 

結論、十音は…

反射療法をしていると思うけれど、あまり反射区チャートの厳密さというのに魅力を感じていないと思います(爆)

 

なんだか言葉にすることを避けているセンス・オブ・ナントカがわたしにリフレクソロジーというプロフェッションを与えてくれるのだけれど…

 

 

指先に全神経を集中させて骨を探り、骨の図版とポイントと脳内照合していたので、また少し「手」が変わったというのは一番の収穫。

 

触るのは皮膚表面であり、

その刺激を脳に伝えるシステムのことを考えても、

その刺激が反射されるという仮説のことを考えても、

神経系のことを避けるわけにはいかない、リフレクソロジー

 

なんとなく逃げてきた学びに一歩足を踏み入れることができてよかったと思う。

 

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