間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

寒露

七十二侯だと、The Geese Arrive (鴻鴈来)だそう。

 

滔々と流れる、溢れる、お湯が大好きで、特に無色透明なお湯には日本酒に似たとろりとした質感があってうっとりする。

先日クライアントさんから、barの女将が似合いそうだが、ビールではなく、もっととろりとした酒を注いでいそうだという感想をいただいて、ますますお湯への思慕が高まり、先日やっと湯に会いに行く。

 
今回の湯はわたしの身体にいつもとちょっと違う作用をしたようで、
身体は軽くなったが末端が冷たさを感じやすくなった

 

つまり、頭も冷やしてくれたが手足の先も冷やしたようだ
湯治の山から下りたら街につめたい風が吹いていて驚く。
もう少し経過を見てみよう

 

湯を必要とするときは
朝5時から夕方6時まで、食事の時間以外ほとんど浸かるか眺めるかしているガチな付き合いをする
本当は夕食後、深夜まで入りたいのだけれど、今回は力尽きていた

 

前回(昨年の8月)もお会いした、90代の女性とまたお会いする
彼女は30年近く、1か月に1週間滞在しているという本当の湯治客で
なぜ湯に通うことになったのか、今回はお話してくださった
湯に呼ばれる人というのはいるのです

 

さて軽くなったからだで少し寒さに震えつつ
今日は高円寺で「あわいものや」へ
ここは変な人と呼ばれるのが普通だったり大好きだったりする人たちが集まっているらしい変な場で、変な人たちの中心にいる店主に久しぶりに会いに出かけたのでした。
アルバイト帰りにのこのこと結界越えて現れた客人を店主はにやりと迎えてにやりと送り出してくれ、
この夏のさまざまが自分から引きはがれていく
みんな五行のせいだ!(もとい、おかげ…)
 

常識とのずれや時には断絶に囚われることはなかろうし
そんな時間は惜しいのであそぼうと決意
川底から湧いた湯がふふふと笑いながら溢れていったように
ふふふって笑っときましょう

 

奇しくも湯の中にいる時、お茶大論の抄録原稿をチェックのために送ってくださっていて、自分が若い人たちに放った
傾け、動け
という言葉が自分に返ってきました

 

 

 

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土用になったら、堆肥も熟成期間にしよう…
水をそそいで、かき混ぜてそっとする