りねんと、ししんと、しひょう
外出自粛要請のあった週末1日目は外出せざるを得なかったので、
本日日曜日はよろこんで(?)自宅での春の仕事を楽しんでいます。
もともとあまり出かけたい質ではなく、
家の作業をしていられるのならいつまでもできる。
今日は自分の普段の無沙汰や、不義理を全世界が正当化してくれているようです!笑
雪も降りました。
春といえば十音はレモン仕事。
無農薬。
香りがよいし、肝胆を助けてくれるし、毎年初夏までの施術のあとの飲み物レモネードや、経年変化が楽しい発酵塩漬けレモンをつくる。
今日は甘夏の皮と合わせてマーマレードを煮ることにしました。
ところで、レシピだと甘夏3つ分の皮に6つ分の果汁使えと書いてあるんですが…
これだといつまでも完結できない。
つまり、皮が3つずつ余りますし、私のように果肉を生で食べてしまう者にとってはいつまでもマーマレードは夢で、ピールの甘煮しかつくれないことになってしまいます。
というわけで皮が1つにつき1マーマレード(もはや単位)を作りながら回すすべはないものかと試行錯誤中です。
果汁を全く使わないジャムは美味しくできたためしがないので、今回はレモン果汁とあわせてみることにしたのでした。
私の包丁はなまくらなので、工程で一番時間がかかるのはここ。
皮をむかれたレモンをご覧になったことはありますか?この通り、レモンドロップそのものです。
種と果肉を一緒に水煮して、ペクチン液をとりました。薄皮もドロドロになるので裏ごして使っちゃう。これで果汁の不足を補えるか!?
火力あげて一気に煮込みながらこれを書いています。スリリング。やはり結構濁ります。
ちょっと素精糖を足しました。
ちょっとペクチン液に水を使いすぎましたね。
レモンソースっていう感じです。
甘夏は透き通りますが、レモンは違うみたい。
瓶を煮沸しながら、消毒に使えるのってってアルコールだけではないなと思い出しました。
手が掛からないように、といろいろ効率を求め手段をせばめてきた人間に、自然はその上をいく現象を見せてくる。
今朝の朝刊に、「果てしなき感染症との付き合い」というタイトルで長谷川直樹氏(慶応大感染症学教室教授)の寄稿がありました。
「ウィルスとのたたかい」というタイトルではなく、「感染症との」「付き合い」。
ウィルスの世界にお邪魔してしまったのは人間のほうだという歴史、
人間は飽くなき欲望をもって未知の生活圏に入り込み続け、新たな感染症の発生が繰り返されるだろうこと、
だから、私たちが今すべきは「感染経路を断つ」ことだと。
ウィルスに勝つ、という表現に違和感があったわたしには、この表現がすとんと解りました。
専門知識がないので、ウィルスと共存と軽く言うのは、今、まさに勝負中の医療ご関係者がいる中はばかられるのですが、
しかしこの新型コロナとの素人の十音としての対峙方法は、
感染者数をはじめとするデータに怯えるのではなく、
感染しても発症しないウィルスとの共存関係獲得の日を「夢見つつ」、まずは今の感染経路を断つために行動するということですね。
人が亡くなる感染症につき、「かかってはいけない」という東京都の記者会見での専門家の一言は重たく響きました。
しかしかかると感染するとは同義なのか。今の世界の動揺は、感染と発症と死亡が一直線につながってしまっていることから来ているのではと感じる。
ちょっと例が悪いのですが「更年期障害」は予防できる、「更年期症状」は出る人もいる、「更年期」は女性誰にでもある、という話を、「女性は誰もが更年期障害で苦しむ」として不安がっている方が多いのと同じで。
死亡してしまう方もいる、発症する人もいる、感染は「このままでは」避けられないという認識というか覚悟をして、なるべく感染経路を断つ協力をする、というのが今のところの行動指針です。
因みに千駄木のビアパブイシイさんが開店している限り(!)セッションすると思います。あと、アルバイトでドラッグストアの品出しをしていますので、その仕事に来ないようにと言われたらまたちょっと考えます。
ご自宅でも足、刺激してくださいね。いつも施術終了後にお願いしている、趾との握手、やるのは今です!
体内の循環が滞ることでウィルスへの抵抗力まで弱くなるようでは、外出自粛の意味も薄れてしまいます。
マニュアルリフレクソロジーは足の26の骨についた小さな筋肉のいちいちストレッチになるので、運動不足解消にもいい。よい眠りに繋がります。
さて、ジャムもできました。
万歩計の歩数が怖すぎる日です。セッションルームは茶室、台所はコックピット。あとで筋トレでもしておこう…