山のトムさん
父の経営している「カントリーボックス信州」が
紹介させていただいたという古民家が出てくる
「山のトムさん」
プライムビデオになったので初めて見ました。
この家ですね。
このあいだ、小豆島で泊まった古民家と同じく、
縁側で挟まれた襖仕切りの部屋。
雨戸しないで寝ているシーンがあって「夢だな~」と思いましたが、
(実際には、これぐらい周りに他人の気配がない家の夜は怖いと思いますよ)
桃源郷のように美しい「田舎暮らしイメージ」に
思わず現実逃避しました。
実際にやったら衣服と部屋は土まみれだし、
お肌はバリバリだし、
虫いっぱいだし、
3月末にあの薄着はあり得ない(笑)
人間関係も自然からの絡まれ方も、
もっともっと面倒くさく鬱々とするでしょう。
都会ほど色々を「切って」生きることができないはず。
けれど、これは、「現実」を描いた映画ではないので…
お金を稼ぐためでなく、
自分たちの生活のために土を耕したり、動物を飼ったりする、
毎日の「労働」と、
おやつの時間があり、
客人がいて、
3度の食事があり、
1日の終わりに、「そろそろ寝ますか」なんて言ったりする。
わたしも夫もこの暮らしに憧れるケはあるのですが、
今よりももっと賢くならなくてはだめだな…と思う。
しかし、この家、土間を改造したであろうダイニングが素敵ですね~。
靴で入ってくるんですが、
この外と中の曖昧な感じとても好きです。
こういう作業場をもちたいんですが、
ちょっと寒いかも。
石井桃子さんの本の映画化。
石井さんのこの暮らしについて、以前kunelに出ていた。
原作と合わせて読み直したいところ。
トムさんは、まあ、名演技です。
畑と猫の図が新鮮。
だらだら書きましたが…
昨日、ポケットWi-Fiを失くしました。
PHS使いなので、インターネット用にはいつもiPadとポケットWi-Fiを持ち歩いていましたが、
なけりゃなんとかなるもので、家でよく準備してから出かけるという感じです。
メールやメッセージぐらいならどこかで立ち止まれば大丈夫だし、
朝の投稿もメトロのフリーネット使わせてもらいました。
山のトムさん にも、
スマフォやインターネットの類は1つも出てこないしテレビもないのですが、
労働と食事と目の前の人に一所懸命だと
たしかにインターネットは不要かも。