間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

ことほぐ。

ayakoxyamazaki.wixsite.com

 

praise.

 

「言祝(ことほぎ)は最上の呪(しゅ)なのだよ、博雅くん、最上の浄化だ、この道(*)では事に窮したらまずほめちぎって祝福するにかぎる」

 

岡野玲子氏の『陰陽師』(原作は夢枕獏氏)に出てくるセリフなので*=陰陽道でしょうか。

(ちなみに博雅くん、は、安倍晴明の友人である愛すべき楽師です)

 

事に窮する、凍り付いたイメージ。

乾いた風を受けて、やせた土に突き刺さっている諸刃の剣のような冷たい孤独感。

 

賞賛を与えることで熔解し、

手放され、

天に還るようなエネルギーもあるかもしれません。

 

セラピューティック・リフレクソロジーにおいては、

一つ一つの加圧がすでに「問い」となっており、

クライアントはすでに「答え」を持っているものです。

それを彫刻家のように溶かしだす、
言祝のためには、ものすごく想像力が必要だと思う、

凍るような冷たい水の日々。

 

それもあと2週間で終わってしまって、

木の季節の兆しが感じられるのかと思います。

 

春になったら、あなたはよくやった、といっしょにほめましょ。

 

 芹をたっぷり乗せたあたたかいうどんを食べました。