間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

informatio

養老先生が、『骸骨巡礼』の中で、

だから現代人はうっかりすると生きそびれる。 

 と書いている。

情報とはじつはすべて過去、情報化された瞬間に固定し、ひたすらそのままに留まる。

つまり情報化社会というのは、万物流転と正反対に固定されたものなので、情報ばかり追っていると生き「そびれる」と。

納骨堂の中で「全身で格闘する」ほうが、書物よりいろいろ知るのだと。御意。

 

日々無意識に、情報は身体感覚に結び付けて扱っている。
例えばわたしは今日、八本の足に「触れる」瞬間は
書物や講義によって得た情報(過去の知識)をいちいちあてはめるが、
その情報は今も手の平と指先の感覚に呼び起こすことができる。

 

逆に、8本の足の触感が、わたしの中で4名のお客様という
人間のかたちになる。


そういう風にして、他人の身体の状態についていろいろと感じ取る。

イタリア・ルネサンス巡礼も、
今年行くであろう欧州も、
例えば「鉄瓶」を買いに盛岡まで行く、なども、
みんな身体感覚で納得したいから。
もしくは、解らないということも身体感覚で感じたいからだと思います。

 

あの鉄瓶がアマゾンでびゅーん、と来たのと、
盛岡の零下を肌で感じながら、
温泉で湯気をご馳走のようにむさぼったりしながら手にとって、
十音のところに来るのでは、
その後の付き合いが違うのです。

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話は変わるのですが、
スマートフォンで情報収集をするのが上手な人を、
わたしは尊敬しますが、
それはその後「体験」するために有用な情報を集めている場合であって、
最後には「行って、身体で感じて、またそれを共有してくれる」からこそ。


その共有にあたっては身体的な刺激を刻んでくれる。

 

ただ自分が「真似」をするためだけに、
検索の名人にはなりたくないなあと思うのです。

 

例えばわたしは、ちらしやホームページといったものを他人にお願いして作ってもらうことが仕事上多かったのですが、
イメージをスマフォで収集して再現する方とは、
どうしても、納得のいく仕事ができませんでした。

 

そこには、
「手に取られて感じてもらう」とか、
「目から飛び込んで身体を向かわせる」ような、
パンチや重さが効いていないというか…
どうも薄っぺらで無機質な感じになるのと、
あと、スマフォって、画面が小さいせいでしょうか。
小さいものが大きく見えるためでしょうか。
実物化するとどうもスケールが小さいものに感じる。

そりゃ、実物の重さや文字の大きさ、幅は、
ピンチやクリックで拡大できないわけで…

 

当然のことなんですが、
画面ばかり見ているとそれがわからなくなってくるような感覚ありませんか。

 

ホールのロビーに行けば演奏会ちらしだけで多くの種類手に取ることができる。
プロフェッショナルがつくったものも、そんなに経験していない人がつくったものも。

 

それを一つ一つ体感できる。
それができるのに、その「ひと出かけ」をしない人になりたくない。

 

オーケストラの管楽器奏者が、立ち会った取材で言っていた。
「学生に、今からレッスンする『この曲は聴いたことがあるか?』と訊くと、みな『ユーチューブで聴きました』と言う。」
そして、生で「見る」ことの情報の質について、「僕たち管楽器奏者は、弦楽器の人たちの弓の動きから学ぶことが多い。」と言っていた。
だから生を体験しに「出かけなければ」ならないのだと。

 

PHSが使えなくなるので、
そして使っている第3世代iPadがとても重いため、
わたしもとうとうスマートフォンを手にすることになりそう。

 

昨日、十音のホームページを夫のスマートフォンで操作しながら、
その情報の「軽さ」にこれもある意味身体的なショックを受けた。

 

爪に支えられた指先がコツ、コツ、と「タップ」したり、
指紋を残しながら「スクロール」するとびゅんびゅんと文章が流れていく。
十音の情報は「コツ、コツ」と「指紋ベタっ」ていう身体感覚と紐づけられていく(笑)。

 

 

短時間により多くの「情報」を得ようとか、
自分に必要だと思われるものだけを得るなら、
こんなに要領のよいモノはないですけれど、

「玩具の域は出ないな~」 という感想。

 

なんだか一気に醒めてしまった。

 

・・・・。
玩具で美学の提示って、できますかね…

 

・・・・・。

すべての色を混ぜたらできる黒色みたいに、
平易な文章に出汁を効かせるしかないのだわ…


だって、解り難いこと書くとスクロールの速さについていけないんだもの。

 

スマートフォンの画面に収まり、スクロールの速さで理解できる程度の
「生」なんてない。
ちゃんと体験したい。
養老先生ではないが、「身体で格闘する」相手は食物みたいなもの。
しっかりと私の身体を構成する一部になってくれる。

考えてみたら、セラピューティック・リフレクソロジーの「ローテイティングサム」って、同じ親指でも、スクロールの軽さと正反対の質の動きなのです。

 

しつこくて、鋭くて、相手によって変わる。
 
つまり現代的ではないわけですが(笑)
シンプルなこの刺激をもって、世界を体験しに出かけます。
そして玩具のきれいで小さな画面になんか閉じこもらず、
生きそびれたりなんかしないように。

 

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日々のあいまに。

ホームページのデザイン変えをしました。

ayakoxyamazaki.wixsite.com

 

十音の雰囲気をお伝えするのに、ホームページのデザインはとっても大事だと思っていたのですが、

 

年に何度かある「スマフォショック」。

  

どんなにパソコンで凝っても、それがスマートフォンで見やすいかというと、

そうとはかぎらない。

 

家人のスマフォを借りてチェックしては、「がーん」と落ち込むのでした。

レイアウトが崩れますし、なかなか見にくいですね。

 

お客様もほとんどがスマフォでチェックしてお越しになるので…

そして、スマフォの小さな画面にとって大事なのって、

凝ったレイアウトより、がんがんスクロールできる読みやすさですよね。

 

さてと。

明朝系のすっきりフォントはあきらめて、ほとんど全部メイリオに。

 

フォントの大きさでメリハリ利かせるレイアウトが好きなのですが、

それも我慢する。

 

ちらしを作っているイベントは、そのチラシをお見せします。

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いかがでしょう?

 

でも、トップページの画像だけは…譲れません。

のんびりと、眺めてください。

 

1月25日の旧暦正月に向けて、

焦らず、調えていきましょう。

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4次元的読みほぐし。

足に触れながら、実はこの方の時間に触っている、と感じたのは初めてでした。

 

恐らく先日クラニオセイクラルを受けて、自分が長ーい時間を旅したからだと思います。

 

胼胝や乾燥といった皮膚の疾患や爪の形や色、
骨格の乱れも、
一朝一夕でそこまで刻み込まれるものではない。

遺伝や、生まれてからの使い方がずーっと積み重なって表出しているものだな。

 

セラピューティック・リフレクソロジーで足を読むのには、
反射区と経絡といった「面と線」を組み合わせて立体的に考えていくのですが、

 
本来「解れる(ほぐれる)」とは、
「時間」に思いを馳せる 4次元的なことなんでは。

 

 

明日はグレゴリオ聖歌ルネサンスポリフォニーを歌う日。
音楽を千年前からたどります。

 

ネウマ譜と白色定量記譜の楽譜ながめてて、肩凝った…

 

それにしても、学生時代の西洋音楽史は、
この本のそれも上巻だけ、というとても恵まれた時間だったというのに。

 

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なんでしょう、このミミズの這ったような、ネウマのような字は。

長い時間をジャーニーして癒しの領域に言っているようだ。実際には地獄でしたが。

 

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「復活祭前は」までは読み解けるんですけれど、そのあとが…Secreta って言いたかったの?もう解読不可です。

回路つなぎなおし。

心地よいという感覚を、
味わい尽くしてにんまりするようなことを、
しちゃいけないんじゃないかと思っていたというか。
嫌な回路の結びつき方はじゃんじゃん推奨しちゃうのに。

 

「つなぎなおし」の始めの一歩、
小笠原和葉さんのクラニオセイクラルのセッションを受けてきました。

 

はっきり言えるのは、わたし今、この方のセッションを受けたい、と思ってでかけたことです。

 

「それ、解剖学的にはどうなってるということなのか」
というフレーズが、先日の「ボディケアジャパン」の講座(この時は、ポリヴェーガル理論についてのご紹介だったけれど)にて、
何度も発せられてとても気になっていたのでした。

 

自分の身体の内側に意識をむけてみる。
すると、結構素直にそこにいる他者に伝わってるんだな。


触れられているということを意識するだけで、
自分の身体がぐいーん、と調律を始める。

 

リフレクソロジーよりももっと静的な調律。
弦を押したり引いたりしない、「添える」に近いタッチに対し、自分の意識がサボることなく集中する。
集める術な感じ。
フォルテよりピアノに人が耳を澄ませるような。

 

動きとしたらとってもわずかなんですけれど、
わたしの場合は、筋肉痛のような反応まで出るし、
帰って鏡をみると、眼の大きさが明らかに、出かける前より左右バランスがととのっている。

 
これもひとりじゃできない解しだなと感じました。

 

多分わたしは、フット・リフレクソロジーでこういう「自分で自分に作用」を起動したいのだろうなと思うのですけれど、

 

あまりにコレ、何が起こっていたのかまだわからなかったので!
また伺ってみよう…

 
神経に作用している、というのはよく自覚できる。なぜなら私のバロメータである「動悸」がそれは多彩に変化したので…

 

あと、体験が非常に「水」っぽいということも。号泣したあとのような顔半分の状態になったし、プールから上がったあとの授業のような心地よい疲労感。

 

そういえば、去年の「ソマティックフェスタ」で、初めて野口整体の活元運動の体験をしたんですけれど、私は他の人のように「動き」は全くでなくて、

 

その代わりにひとり号泣したのでした。鼻水ずるずるで、抑えられない衝動で自分でもびっくりしたし、廊下で会った小松ゆり子さんから、「活元運動って、号泣するようなもんでしたっけ?!」と言ってもらってほんとその通りだわと思ったんですが。

 

わたしの場合、息を吐いたり、心臓が鼓動しているのをバラす、というのはなんらかテーマかもしれません。

 

興味深い。自分の体。みな、ありたい場所に向かって、とても懸命に移動しようとしているという感じ。

 

調律だ。調和しようとがんばっている。

 

それにしても、本日気温10度上昇するんじゃなかったですっけ?
外は冷たいままだった気が…。 

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no war.

ツイッターの Summer@Summer500la さんが、日本語訳してくださったもの

 

もし聴ける方は、ポッドキャスト聞いてみて。
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/rumble-with-michael-moore/id1490354763?i=1000461473342

  

Summer@Summer500la

 

マイケル・ムーア監督が緊急に公開したPodcastです(訳はスレッドで)。 これまでアメリカがどれほどイラン・イラクの人々に苦しみをもたらしてきたのか、アメリカが今回の暗殺についてプロパガンダを始める前にと、特に若い人たちに向けて話しています。
 
「2020年1月3日になったばかりの真夜中だ。新年が始まったばかりなのに、トランプが戦争を始めようとしている。メディアは「戦争行為」と呼んでいる。どんな行為かって?アメリカが、イランのナンバー2の幹部を暗殺した


このような日が来ることは分かっていただろう? トランプは就任初日から イランを狙っていた。。オバマによるイラン核合意からの離脱。オバマの成果はすべてつぶす。それがトランプ政権の最優先事項だからだ


世界中でニュースになっている。彼の名はガセム・ソレイマニ。君たちは一日中この名前を聞くことになる。CNBCでは、もうこう言ってる。「テロリスト。世界で一番悪い男。多くのアメリカ人を殺した」と。ソレイマニ。 誰か知ってた? マジで。私は聞いたこともなかった


でも今日中に、君たちは知るだろう。彼が最新の「オサマ・ビンラディン」であり、「バグダディ」であると。 もう一度言う。ガセム・ソレイマニ。初耳だろ。これが政府のやり方さ。大きな嘘。何度もこういう嘘をついてきた


学校で教えてるか知らないけど、アメリカはかなり前から敵のリーダーを暗殺してきた。白人がアメリカに来た時から。ネイティブアメリカンのリーダーや酋長をね。私が覚えている最初の暗殺は1963年11月、私は9歳だった。JFKが暗殺される3週間前


CIAが南ベトナムのクーデターの支援を決め、ジエム大統領が殺害された。アメリカの言いなりになる独裁者が欲しかったからだ。その後1年以内に、アメリカは北ベトナムアメリカの軍艦を攻撃していると嘘をついて、ベトナム戦争に介入した


今日予定していたPodcastは別にあったんだけど、どうしても緊急に話したかった。アメリカが今回の犯罪を正当化するために嘘を並べるプロパガンダマシーンになる前にね


トランプの行動を理解するのに天才である必要はない。クリントンだって同じことをした。弾劾追訴の直前に空爆を命じたんだ。どこにだと思う? イラクだ。イラクを爆撃したんだ。自分の弾劾追訴を邪魔するために


今回はトランプ。上院での弾劾裁判が開かれようとするときに。 これ以上にアメリカ人の注目をそらすものはあるか? その結果、アメリカ人は再び息子や娘たちを無用で愚かな戦争に駆り出すのだ。このバカバカしい行為のために、罪のない人々、アメリカ人がもうすぐ命を落とす」


アメリカにとってこれは初めてじゃない。アメリカは外国でクーデターを起こし、70年以上も選挙に干渉してきた。 ロシアじゃないよ、我々アメリカ政府のことだ。アメリカが選挙干渉を発明したといってもいい


ネットで調べたらいい。CIAが関与した選挙干渉が30~40か国はあるだろう。我々の税金でだよ。アメリカの言いなりになる候補を立て、選挙資金を支援し、それが失敗するとリーダーを失脚させたりクーデターを起こしたりしてきた


1973年、チリでクーデターを仕組み、 アジェンデ大統領は暗殺された(か、自殺させられた)。 民主的に選ばれた大統領を、自分たちが気に入らないから。彼がいくつか事業を国有化しようとしたら「そういう態度に出るか? じゃアメリカが動くぞ」と


他にもある。1953年、民主的に選ばれたイランの首相。彼はただ、自国の石油を、国民のために国有化しようとしただけだ。英米の石油会社のものでなく。今のノルウェーのように。 その結果、失脚させられ、クーデターを仕組まれ、その後の人生を自宅に軟禁された


その後、英米の関与により国王が25年間実権を握る。彼は恐ろしい独裁者で、何千もの人々が拷問で殺されたり苦しめられたりした。 でもついに、1979年イランの人々が立ち上がり革命を起こしたんだ。独裁者にうんざりしてね。反乱を起こしたんだよ。他の国のようにね


王を追放して自分たちの政府を作った。宗教的指導者が指揮するようになった。アメリカ大使館員たちが1年くらい人質に取られて、レーガンが大統領になる数か月前に開放された。 これがアメリカとイランの歴史だ。 アメリカが、長きにわたってイランを抑圧してきた


1年後、アメリカのアライであるサダム・フセインが…そう、アライだ。当時フセインアメリカは友好関係にあった。フセインイラクがイランに侵攻しようとしたとき、アメリカはそれを助けた。兵器や化学兵器を提供し、衛星でイラン軍の位置を教えた


そしてイラン・イラク戦争の1980~88年で、50~100万人が亡くなったり殺されたりした。アメリカがあおった戦争で


でもアメリカは、サダムに味方してイラクを助け、いろんな兵器を提供してきただけじゃない。 覚えてる?アメリカがイラクに侵攻したときのこと。2003年。大量破壊兵器があるとか言って


だってそれはアメリカが提供してた武器なんだから。化学兵器も。イランを攻撃するために。 アメリカは、サダムがイランの人々を殺すのを助けていたんだよ。何十~100万ものイラン人を


イランの人たちはアメリカのことをどう思ってると思う?好感を持ってるはずがない。 その上、我々は隣国イラクを侵略した。ソレイマニ司令官とイラン革命防衛隊にとって、こんなアメリカが隣にいるのはよくないね


だから彼らはイラクに侵攻している米軍と戦う民兵組織を助け、米軍兵士を殺害していたんだ。 どこかの国を侵略したらそうなって当然じゃないか? その国は自分たちの国に侵攻したり、爆弾を落としたり、国民を殺したりしていないのに


石油が欲しいからって、ただその国に行って侵攻したんだ。 イランはこうやって関与した。イラクイスラムシーア派を助けていた。アメリカ軍を止めるために


誰でもそうするだろう? 米軍が君の町に侵攻し、空爆し、目に入るものはすべて撃ち、子供たちをころしたら、君ならどうする?わかってるよね? 私たちがするであろうことを、彼らはしたんだ


そしてアメリカでも 911の直後 、大勢の少年少女が、 陸軍、海軍、空軍に志願した。 国を守るために。彼らは、自分たちが911とまったく関係のない国であるイラクに派遣されるなんて、夢にも思っていなかった


そして、4000人以上のアメリカ人兵士が亡くなった。今も戦いの終わりはまったく見えない。悲しいね。 でも、 ソレイマニにアメリカ人兵士の死の責任は あるか? ない。 責任はブッシュとチェイニー、あとラムズフェルドにある


アメリカが、我々が、兵士たちを殺したんだ。覚えておいてほしいけど「我々」だよ。税金を払う限り「我々」なんだ。反対しようと、デモをしようと、アメリカの名のもとに行われた限り。私たちは止めらなかった。そして、私たちの税金が使われた。だから「我々」だ


90年代にクリントンが禁輸措置のときに行った空爆から、2000年代のブッシュの戦争までの間にも、50万~100万人のイラクの人々が亡くなった。それはアメリカの責任なんだよ。アメリカの空爆、殺害、制裁の結果だ


クリントンの攻撃にはとても独創性があった。給水施設や発電施設を爆撃して、何週間も停電させたりね。 それが直接的にも間接的にも高齢者や若者の死につながった。病院も使えなくなった。我々、アメリカがやったんだ


そして昨日アメリカがまた暗殺。イランの幹部を殺害した。 このままこっちに注意を持ってかれて、トランプのことはおとがめなしかい? 一か月後にはアイオワで最初の党大会があるんだよ。2020年大統領選挙の。そのことも考えないのか? このろくでなしに代わる人間を選ばないといけないのに


我々はこれまでさんざん騙されてきた。特に君たちが10代~20代前半の大学生なら、大人が君たちに手渡そうとしている世界は十分ひどいものなのに、さらにまた別の戦争だって?  すでに兄弟姉妹がイラクに派兵された人、家族や近所の誰かがこの戦争で亡くなった人もいるんじゃないか? 


最後にこれだけは言いたい。今日聞かされるどんな嘘にも騙されるな。すべてを信じるな。すべてを疑え。歴史を調べろ。アメリカがイランの人々に対して何をしたのか調べろ。 1950年代からだけでもいい。我々が引き起こしたイランの人々の悲劇、痛み、苦しみを


もう「我々」という言葉さえ使いたくない。うんざりだ。これ以上アメリカの名のもとに誰も暗殺してほしくない。いつか恐ろしいつけを払うことになるだろう。 トランプは一切気にしちゃいない。すべてトランプが仕組んだことだ。1年後も大統領の椅子に座るために


トランプのたくらみはこれだけじゃない。皆知ってるだろ。トランプとロシアの結託を。この暗殺の数日前にプーチンと電話会議してる。他に何を細工したんだろうね


あまりこんなことは言いたくない。若い人たちに何をやっても無駄だと思われたくないからね。投票する意味がないとか、自分たちにトランプは止められないとか。でもそれは間違いだ。だまされるな


良いニュースがある。トランプが大統領になって3年の間に、1200万人以上の17歳が18歳になり、投票できるようになった。 1200万人以上の若者だ。考えてもみて。彼らの半分でも投票したらうまくいく


若者たちは今回のデタラメさをよく知っている。明朝目が覚めて、「我々」が戦争に行かなければならないと知る。いや、「我々」じゃない、「彼ら」だ。私の世代は戦争に行かない。若者は自分たちを無駄死にさせる候補者に投票するか?


しかしもうニュースで、暗殺された司令官がどんなにひどい奴だったか喧伝されている。 ここでお知らせ。「地球上にはひどい奴が山ほどいる」のだ。ものすごくひどい奴が。アメリカはそれを全員暗殺していくのか? 違うだろ? 悪い奴をまとめて暗殺するのか? 違う


悪い奴を阻止する方法は他にもたくさんあるんだ。この暗殺の結果をトランプの思うようにはさせない。 でもそれは我々にかかっているんだ。初日から闘い始めなければ。暗殺したのは単なるならず者のテロリストじゃない。外国の幹部たちだ


アメリカはいろんな国のことが気に入らないけど、だからって外国の人々を突然暗殺しないくらいの文明には達してたんじゃないのか? その国と戦争してるわけでもないのに


皆、友人や家族とこのことについて話そう。騙されるな。上院に電話しよう。議員がいなくてもスタッフに言うんだ。イランと戦争はするなと。外国のリーダーたちを暗殺するなと。はっきりとわからせよう。 軍を応援したい? じゃあ無駄死にさせるような派兵はしないよう伝えるんだ


電話しよう。「ばかげたことはするな」と。君たちは闘える。何百万もの有権者が今日行動できる。 急なPodcastを聞いてくれてありがとう

(終)


RUMBLE with MICHAEL MOOREの番組、エピソードEp. 13: EMERGENCY PODCAST SYSTEM — Trump Assassinates Soleimani — “An Act of War”-2020年1月3日

 

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雑誌「トランジット」特別編集号

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身体とかホネとかパフォーマンスとかつらつらと。

ここ5年、お正月には男たちが殴り合うのを見に…(笑)
今年も1.5東京ドーム(新日本プロレス)に行きました。

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十音とプロレス、意外かもしれませんが、「パフォーマンス」という点で、これ非常に興味深いのです。
試合運びとか、選手の華とか、「上から目線」←ドームの後ろほうの席だから で感じ取っていろいろ勝手に言うのが好きです。

 

 

地道に身体ができていて運動能力高い選手(パフォーマー)が、なんやかや言っても人の眼を惹きつけますね…そしてアジテーションの力がある人。

 

↑ みたいなことを、観覧席で飲んだくれながら言う。笑

 

やっと昨日一気読みした養老先生の「身体巡礼」にもあったけれど、
選手やパフォーマーも、「身体という自然」を直接に扱う職業だとすると、
歴史的にはわたしたち手技療法師と同じ職業の範疇、と思う。
占星術師や陰陽師も仲間ではないかしら。
「自然の力を利用する」職業。

 

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これらの本、新潮社の「考える人」に連載されていたエッセイが文庫本化されたものなのですが、
とにかく言葉が響く。リフレクソロジストとしてのわたしに。

 

また、「医学とアートのはざま」とか言っているリベラルアーツ好きのわたしに。

 

2018年のイタリア旅でも強く強く感じてきた、

 

明るくないぞ、そんなに理性的でもないぞ、欧州。

 

とここでも言われている。
むしろ、言葉にならないということを扱いあぐねて、
ホネで室内を装飾してしまうとか、
心臓だけ別に埋葬してしまうとか、
墓の上に墓をつくってしまいその階層は12階建て分になるとか、
ぐっとくる感じに「残す」ことをやってのけてしまうヨーロッパのなまなましい姿が、
養老先生のホネや解剖をとおしたまなざしで洗われて、
これでもかーと提示される。

 

常々、
足に触れるたび、
(長ーい目でみた)この人の埋葬準備をしている、とわたしは感じる。
キリストの足に香油をたらし、髪でぬぐうように、
こころを込めて、身体をととのえながら。

 

足のリフレクソロジーは、
哀しいが生を受けたときから死にむかっている、
そしてたまたま、同じ時代に生きることができたから会えたクライアントに、
刺激を入れることで、「イマココ」を感じてもらうスキャン作業。

 

わたしのリフレクソロジーは、
ととのう喜びに満ちているんですけれど、ちょっと悲しい。
そして芸風が健やかに暗い。
のは、以上のような理由によると思う。

 

よく誤解されるのですが、
リフレクソロジーは、反射神経ではなくて、「投影」を指す。
(十音は「内省」の意味でも使うんですが、)

 
「世界は要するにより一つ下の階層の要素の組み合わせでできている」という「還元論」、つまりアルファベット世界、アナグラムで遊べる世界から生まれた思想と、アジアの五行思想の接点にセラピューティック・リフレクソロジーを置いてみる。

そうすると、わたしにはこの手技や体系が、
とにかくありとあらゆるモノコトを引きつける、
世界の「辻」みたいに思えて愉しい。

刺激って、物理的なものだけではないので…

 

書物は情報だが、納骨堂とは全身で格闘しなければならない。それが修行であり、修行のありがたさは、どこだとはっきりはいえないが、とにかく自分を変えてくれることである。

(「骸骨巡礼」より)

 

考える前と、考えたあとでは、自分は違う自分になっているし、
やる前と、やったあとも、違う自分になっている。

 

施術は本日720セッション目のご予約をいただきました。

 

まずは1000回を一区切りというのは、そこで終えてしまうわけではなくて、
まあ、「1000回90分やったぞ」と逃げも隠れもせずに、堂々と言いたい。
回数が身体にしみ込む何かが、あるに違いないではないですか。

 

言葉にならないけど。

知ったこと。

昨夜セッションを終えた珍客と食卓を挟みながら、
「自分事にならないとほんと、知らないよね」という話になりました。

 

どちらも2019年の台風の被災者が一親等以内にいるため、
現場に行ったので、
破壊力は眼で見て耳で聞いたショックで覚えているのですが、

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自分の及ぶところに被害がなかった方は
もう台風のことも忘れているだろうということは、よく解る。

 

与えられた時間に、自分を満足させることもできないのに、
他人の不足に気を回している余裕がない!ということも。

 

ちらりと見えたものを、2度見してきちんと知るエネルギーさえないのに、
ちらりとさえ見えないものを知ろうとすることなどできないということも。

 

千葉はまだまだ、ブルーシートが消えません。
そして、張ったシートがもうとっくに後の風で飛んじゃって、
雨が部屋のなかに注ぎ込むのを為す術もなく、
暮らしている人がいるのでした。

南房総の夫の実家の、何軒かとなりがそう)

 

あの台風の風の向きでそういう状態になった末に、
職人さんがいないのでほっとかれている個人の家は、
結構あるんですね。
おばあちゃんが一人暮らししてたりする。

 

かくいうわたしも、義母のレスキュー以外何もできていないなあ。

 

首里城のほうはチャリティに参加させていただいたけれど、
それは、沖縄県が、寄付をまっとうに使ってくれるのではないかという
信頼があったから。

 

被災した個人に直接お金を届ける以外、
正直あまり信用できなくなっているというのが
わたしが固まっている理由です。

 

知らないことが多い。
ツイッターに「流れて来た」この投稿も興味深かった。
2020年わたしはゴーンで始まりました…新聞がそれしか載せてなかったし。
国民性の違い、何が正義か、ということに関しては、
ふわーっと「多様性を受け容れる~」とか言ってないで、
この事件をうんと観察しましょう、と思う。

blog.livedoor.jp

 

前職で自作の「チェロに乗って」という曲を演奏してくださった奏者がおられ、
彼は「子どもが楽しそうに、チェロに乗って冒険しているんです」
と説明してくれたのを思い出しました。