間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

tonenoteトオンノオト 春夏冬

アクセスいただいているのになんだか気の抜けた投稿を表紙にしていることに耐えられなくなり、何か書こうと新しい紙を出してきた というかんじです。


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昨日「律」もあったので、洗濯機を2回まわす。

まわしながら、干すスペースと植物のスペースが込みあっているもので、先に植物のほうを少しケアする。枯れた枝葉を切り除き、枯れたであろう鉢(主にいちご)をばらし、鉢のまわりを箒で掃く。

枯れた植物を毎日目の端に捉えているのは自分も疲れること。確実に根っこは生きている、というもの以外は潔く土に戻しました。時々、来春に向けてすでに埋めている梅の種とかがゴロっと出て来て、ああそうだったこの鉢はこれのためだった、起こしてごめん。と埋め戻したり。

 

これを書いている机からも眺められる、緑の屋根を目指したきゅうりは、下半分の葉をすでに落したが、よく見ると小さな脇芽を下のほうで伸ばそうとしていたりして、10月ぐらいまでは世話になれるのではという予感がする。


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8月の台風の風を受け一気に葉が傷み、フチから茶色く変色して細っていくのを早めに刈り込むと、穴だらけの屋根となった。日よけにはならない。

でも、平均して1日1本のきゅうりをわたしたちに与えてくれる。


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水切れさせないように酷暑の夕方でもきゅうりにだけは水を注いでいた。ベランダに出られず他の植物にあまり手をかけていなかったのです。

 

ただ、8月も終わりに近づき、暦も処暑となるのをちゃんと感知しているようで、夏枯れした枝の下の節から新しい芽が見える。人間もそうだと思う、ちょっと鎮まって潤い、落ち着いて考えたりできるようになる。

 

 

薬店でレジに立っていると、小さなコミュニケーションの千本ノックといったところ。平均して1分足らず、早い人だと15秒ぐらいのやり取りが、5時間程度の勤務時間の間に何枠ぐらい…あるのだろう(今度数えてみます)。

 

このウィルスとの付き合いの中でわたしは買い物は水1本であっても小さなエンタメだと思っているので、調子よく(とおんだけに)、ちょっと元気に(とおんだけに)、ちょっとほぐれて(とおんだけに)、ラッキーだったな、と思って持ち帰ってもらいたいとトライし続けているのだが、たまに、アンラッキーな接触というのがあって、うまくお節介できなかったなと少々落ち込む(リフレクソロジストだけに)。

 

薬店に消費に来る人たちのメンタル事情はいよいよ複雑なのだが、薬店で働く人たちのメンタルのセルフケアもなかなかに大変になってきている。雇われ、単純にモノを売ってお店へのお金を受け取るという基本以外に、サービスが多い。レジはオンラインだしいろんなクーポンやらポイントやらあり、店は広く、品物は多数。サービスを受け取る消費者側も、パソコンなんて知らない年代からスマフォヘヴィユーザーまでオールいて、多様な商品の流通はアルバイトの立場では全部は把握できない(特に品切れ品が次いつ入ってくるか、これからも扱うか、といった事項はなかなか即答できません)。守られていない状態で現場に立つからいつも不安で、だんだん、話しかけられなければいいな、と思ってしまうようになる。マスクが品薄だった時はそれが顕著で行き場のない怒りがあった。

 

それを化粧品会社からの出向のスタッフさんに愚痴ったら、「文句言われたら自分が受けるんじゃなくて、『そうですよねー!!ちゃんと入荷してほしいですよねえ!」って会社のせいすればいいのよ」と言ってくれた。

 

本当に、薬店業界の「本社」って現場のことなどお構いなしに売上を追求する、見えないNervみたいな人たちで、でもその強引さが業績を上げている。それが成長する企業ということなのかもしれなくて、わたしは45になって大手企業というものを新鮮な目で見上げる機会をもらっている。

 

現場のスタッフがうまく立っていられない業界は、長続きしないだろうなと思う。ウィルスとの付き合いが落ち着いた時、人がお金を払うのはモノに対してよりヒトとコトに対してだろうなとは、ますます強く思っている。だからその時までに擦り減ったり、自分を濁らせたり荒ませたりしてはいけない。

 

 

昨日は「律rhyth」@展示室showroom 直前のSNS告知にピンと来て下さったかたが複数人数いた意味深い日。
そして、ここの空間との付き合いのステージが上がったように思う…というのは、アルバイトを終えて15時ちょっと前に展示室に付き、椅子を2階に運び上げて数分でセッティングするのですが、その数分を無駄なく、その日に一番しっくりくるスペースづくりができるようになった。
今まで、お客さんはここに座ってもらって、窓の開け具合は、音の入り具合は、照明はどこにつるす…とけっこう試行錯誤していたのだが、
昨日はかかっていた青木さんの水彩画が指示でも出してくれたのかというぐらい、
あっという間に全部が収まった。


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次は9/19(日)の開室に決まりましたから、残暑と秋風のあいだをすっとキメられたらいいなあと思う。あまり狙っても凝ってもね、だめなんです。