tonenoteトオンノオト コットンの縁/合成洗剤と純せっけん
「コットンの、ふちがプレスされていなくて、箱に入っているやつが欲しい。ふちがプレスされているのは使いにくかった」
…ということで、箱コットンを数種類つかんで事務所へ駆け込み、ネットで画像を検索するということになった。
コットン「茜さすつや肌コットン」 | 商品ラインアップ | 茜さすつや肌エイジングケアシリーズ「LUEUR(リュール)」 | 全薬工業「GELEE RICH(ジュレリッチ)」
デイリーコットン|Beauty Works(ビューティ ワークス)|カネボウ化粧品
中身のコットンの状態が、「フチがプレスしてあるか」なんて、
例えばこの画像
ではわからないと思うんですけれど!!
(後述:いろんなサイトをガン見した結果、上の写真はプレスされていないものだということが今ではわかるようになりました)
背景を青っぽくするとか、なにかテはなかったのかなと思いながら、
事務所でPCに目を凝らしました。結果、プレスされている(バラバラになりにくい)コットンのほうが、薬店での扱いは少なそうですね。
こんなページも作ってくださっている方がいて、助かっちゃいます。
同じようで全然違う!人気コットン5種を比較しておすすめNo.1を決定♡ – lamire [ラミレ]
あとは、「ついでにお訊ねしますがワイドハイター、泡、スプレーするやつのレフィル、ボトルの色は『緑』!」っていう件もあって、
結局緑はパッケージ変更して黄色になったらしいんですけれど
限りある店内スペースなのにまだまだ知らなかった製品がいっぱい出て来るんで
毎日戦々恐々としながら少しずつ、マスターしているところです。
今日はコットンと、ワイドハイター(花王)について、調べていたらずるずるっと、ページが移って、今まで半世紀近く持ち続けた石鹸/洗剤観 についてちょっと考え直す機会がありました。
「物質にはすべて毒性がある。
毒性のないものはない。
量が、毒か薬かを区別するのだ。」
パラケルスス(1493~1541)
スイスの医師だということですが、この言葉を引用して石鹸/洗剤の「安全性」についてさまざまな見解やデータを掲載しているのが、
日本石鹸洗剤工業会 のページです
合成洗剤や合成界面活性剤が、環境に負荷はない、人体にも安全だと、わかりやすい言葉で説明しています。
例えば、「害虫は合成界面活性剤だけで死ぬにあらず、食用油でも死ぬ」「カイワレ大根は食塩水でも育たない、植物への害は毒性によるのではない」、という展開の仕方や、苛性ソーダを投入する、廃油をつかった手作り石けんに対するアンチ観がとても印象的です。「危険で環境にもよくない”手作り石鹸”」「もっと根本の問題は、手づくり石鹸をつくっている人たちが、自分たちのしていることが、いいことだと思い込んでいることでしょう。」といった提言に、小学生時代、廃油石けんを作ったことのある方はびっくりするかもしれません。
そして、ここの会員に入っていませんが、「合成ではない」純石けん分100%の石けんづくりに思い入れるメイカーです。以下とか。
まずは知ってほしい、石けんと合成洗剤の違い|無添加石けんの「シャボン玉石けん」
ミヨシの無添加 – MIYOSHI SOAP CORPORATION は会員みたいだけれど。
洗剤類を棚に入れながら、そういえばという感じで先輩従業員から訊かれた「洗剤、何使ってますか?」。
改めて考えてみれば、子どものころからすべてが(シャンプーまで)純石けん分、漂白剤は過炭酸ナトリウムのみだった十音は、薬店で働くようになってから急に世の中の合成洗剤、合成漂白剤の(読めないほど小さい文字で書かれた)多数の成分の合成っぷりに触れています。複雑…
そして、ワイドハイターについて調べ始めたところから上記のサイトなどに飛び、人間が化学と自然保護の界面においてすごい勢いで研究し、数々の「合成」を世に繰り出して勝負を競っているということを知るようになりました。
もともと、わたしが合成にかぶれる質だったので母が純せっけん分使いとなったのが発端なのですが、つくづく自分は単純で、多くの合成情報を処理するのが苦手なのではないかとさえ思います。
この商品の森の中で、添加物を一切使用しないモノというのは戦いを降りた感が強いかとうとそうでもなく、あまりに合成が多いので、シンプルな一本勝負が目立っている商品もあるなという印象(扱いが少ないので売れている感はないけれど、コンスタントに棚へ入れているということは固定ファンがいるなという)。
合成も単体も、市場どちらもまずは公平に知ってみよう。公平に説明できたら、選ぶのはお客さんだから。