間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

映画 Si può fare

人が持っている拘り。何かが制御なく突出してしまうと病気ということになるんでしょうか。クワイエットルームにようこそもそうでしたが、自分にも、日々の中で会う方たちの中にも、思い当たる動きばかりでなんだか笑ってしまいました。
 
ドラッグストアでもくもくと棚に薬を入れていると、帽子のやぶれた年配の女性が来て入口でマスクを買いたいんですけどと叫ぶ。

レジの店員さんは忙しいので引き受けて面白がって案内すると、あら親切ね、顔が大きいので大きなマスクがいいの、顔が大きいってのは悲劇ですよ…ピンク色のはあるの?小さいサイズ?本当にどこも高いわね…1枚100円以下しかダメよ、とさんざ引き延ばして最後に、マスク一杯あるのよ、そんなにいらないわと突き返されてもう突っ込みどころ満載でわたし売り場で笑っちゃったけれど、わたしはそういうお客さんの相手を真面目にするのが嫌いではありません。適当な距離感でこころを込め適当なところで離れることができる。そして同類だなと感じる。

ふつうよりでっかいピンク色のマスクって、かわいいよね
それよりも貴女の顔は人よりちっちゃく見えるけれど
いいマスクにどっかで会えるといいね。また笑いあいましょう。


彼女もわたしもドラッグストアの会社も、十分にイカれている。
この映画の中で寄木細工をするかれらと全く変わらぬ動きをしている。
例えば、オーシャンズ11は最強集団で、この映画のメンバーは精神病者だというのが、素人にはよく区別がつかない。

 
ただ、最後5分の「理事長」の演技が本当にすばらしくてイカれている人じゃないとできないことなのでぜひご覧ください。

”Si può fare” 邦題「人生、ここにあり!」←(…)

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