間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

完敗

どうしたことか、とにかく知り合った人と別れる夏、がっかりするところからどうやって「性格よく」這い上がれるのか、このくそあっついなか止まった空気の底で動けず、汗びっしょりで、背中がちがちになりながら、ミイラのようにカラカラになりながら、悩んでおります。

山﨑さん、木乃伊作るひとだったんですかね

とセッションした後日にメッセージをくれた方がいて、キノイってなんだよと思ってググってビビる。

ひざ下までではあるけれど、オイルを塗って、何か送り出すように哀しい気持ちになるのだと白状したらそういう言葉をもらった。

さて、人を失うs(←体験の複数形)というのは何かというと、とにかく下手くそな喧嘩をふっかけてしまい、カルフォルニアの火事かってぐらい収まりない怒りに黒焦げになった時、相手が去ったことに気が付くという寝覚めの悪いパターンに加えて、謝ることができません。

なんであなたからそんなことを言われなくてはならないの?とまずどこまでも怒っているんだけれど、その源泉は、恐れだ。浸食されると感じて自分に張る膜が怒りであることを自分でよくわかっている。体躯がよく言葉がたつわたしの怒りは相手の弱点を徹底的につくことと罪悪感を抱かせることに集中する。

燃えだしたら止まらないのは鍛錬が足りないからだと思っている。
そして、そこで止めて相手の言っていることを味わって、関係を修復しようという気がないことにも気が付いている。

安倍首相が辞意表明。新聞に載っていたその手法の評価にがっくしくる。
「このやりとりに象徴されるように、首相の政治手法は、意見が違う人たちとの距離を埋める努力を、最初からあきらめる傾向が強いことが大きな特色だった。」
これ、首相に向けられた言葉なのにわたくし重く受け止めてしまいました。
わたしたち単に「鍛錬の足りない人」なんじゃ。。。首相になってしまったのは不運としか。。。では手技療法者になったのはどうなんだろう。

政治権力の冷たさによってどんどん追い込まれてたしかにチクショーと思っていたけれど、病気を再発させた首相への左派の批判によっても結構追い込まれていることに気が付く。権力者だった人をリンチするもと捕虜たちみたいな恐ろしいエネルギーが、政権だけでなく単に気が弱く人格者でなくトレーニングをさぼっているわたしにも突き刺さってくるのだけれど、なんなんだ。

だって

(でも、どうせ、だってって言っちゃいけない言葉なんでしょう?)

意見が違う人って、脅威ですよ。自分のしたいことを削って相手と交渉し、妥協点を見出すのってとても怖いことだと感じている。それによって自分の欲求が100%通らないことをわたしは悔しいことだと感じている。

きっとこの棺桶の底から性格よく這い上がるのには、
相手の言うことをよく受け止めるという力が必要なんでしょう。
でもそんな余裕がないな。

もう一つ。

相手から何かギフトをもらうと、そのあとに必ず(同じ人からか、第3者からか)混乱だったり見返りを要求されたり、何かを奪われると思い込んでいる。

おばあちゃんに優しくしてもらったあとは、母が嫉妬に狂っていて2階で怖いのだ。この恐怖に大人になったわたしは自分で勝たないとと思う。

でも自分を鍛錬するには暑すぎる夏だ、ということか。

よかったさがしとか、人の好意を受け取れるようになるとか、人からの忠告を素直に聴くとか、プライドを捨てるとか

わかってるよそれができたら性格よくリバースでしょうよ、

でも今はできない。そしてSOSを出したい。

思えば大きな災害があると混乱期をなんとか知的を装って耐え抜き、
そのあと人とトラブルを起こして精神のバランスを崩す、というのがわたしのパターンだ。友人に話すと、「アドヴァイス」をくれる。受け容れられないのよね。


ウィルスが、わたしの弱さも洗い出してくれてもう完敗だ。