甘えというかわがままというか、幸せな
他人から何かを無償で提供されると、
必ずあとが怖いと思い込んでいて、甘えることが苦手。
というタイプはわたしだけではないらしい。
わたしにとって別にそれは悲しいことではなくて、
逆に、すべてを交易にしようと流れを組むので、
お商売の上達は早いのではないかと思う。
中年となった今、甘えだけで成り立つ関係は共依存である可能性もあるし!
人間関係もお金でシンプルで力強いものになったりする。
友だちにもあると思う。
親戚にもあると思う。
だから正当な値付けをできる健全な感性をもち、
複雑に絡みがちなことを軽やかにしていきたいと思っている。
映画『ボルベール』で、
女友達から食料の提供をうけてそれを料理して売ったあと、
これからもよろしくね、信頼のあかしよ、とその売上を分けるシーンはとても魅力的。
(分け前を渡した後、先日殺した夫が入っている冷凍庫をその友だちに運ばせるというおまけがついているけれど。)
赤ちゃんは抱かれている時
体勢が気にくわなくなるとぐーっと反ってみたり、足を踏ん張ったりしてみせる。
わたしが彼らを落とさないという全信頼を寄せて暴れているのが伝わってくるので、
わたしも彼らを好きに動かして自分の身体を楽にしている。
守られた環境で好きなだけ体勢を変え、
支えてもらって、
それであとから何か要求されたりとかしない。
無条件の甘えは無力な者族の特権だ。
夕方になるとぐっと冷え込みますね。
元気が出ないなーと思う時、
足を温めるとちょっと気分がよくなる。
ぜひ試してみてください。
大人になってしまい、
無力ではなくなったのにも関わらず他人に甘えるのが苦手な人族は、
とりあえず、
力のある自分さんに甘えてみるところから始めるのはどうでしょうか。
足が冷たくて不安だよ、と訴えてあっためてもらう
めんどくさいよ、と訴えてそのストレスを遠ざけてもらう
お腹がすいたよ、と訴えておいしいものを作ってもらう
すべて何も見返りも要求されずにやってもらえること
そして幸せなこと
おすすめです。
甘えというか…もっとわがままであって良いのではないか?
最近十音は、
ムング豆にくびったけ。
コトコトと煮て、1日の終わり、ワインで食す、サイコーです!