間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

あかんぼう。

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写真は、江古田の杜のすいようびのリラクゼーションのために5月に撮ったものです。

 

 

泣いている赤ん坊は、必ずしも大人と同じカテゴリーの感情でもって泣いているのではないと知ってから、わたしは結構気が楽になった。

 

何かを全身で訴える手段ではあるけれど、大人もよくする「やんなっちゃう」みたいな愚痴だったりすることもあるのですね。
オムツかえてください、お腹がすきました、ここは暑いです、もうやんなっちゃう、なんかダルいけれどこれはなによ(それは眠いというのだよキミ)が言えないから全部泣くことで訴えているだけ。寝る前に泣くとか大人にはようわからん。至福じゃないのかとか。

 

確かに赤ちゃん連れに冷たい社会だと思うけれど、大人も赤ちゃんから拒否されるのではと怯えていて、泣かれると自分が責められているように感じたり、急かされているように感じたりして悲しい気分になっているのかもしれない。

 

いや。その赤ちゃん、自分のお母さんじゃないと最終的にはダメだから。他人ができることあまりないから。だから気を楽にして。あの赤ちゃんは悲しんだり、苦しんだりしているのではなくて、伝達しているだけだから。

 

ちょっと声の大きい小さき人だから。

 

大人はその世話をしている(言葉の通じる)お母さんやお父さんに、にっこりとしてあげたり、できることある?と声を掛けたり、それが無理だったら、せめて動揺せずに赤ちゃんを怖がらずに、自分のことをしていたらよいのではないかと思います。

 

 

今日の江古田の杜のすいようびのリラクゼーションは、2か月の赤ちゃんご来場で、こども見守り発動でした。(見守り25分500円は、ご予約制です)

 

メニューがリフレクソロジー一本だったころは、8か月よりは大きくなった子を連れてきていただくことはあって、あやしながら施術もできたのですが、ひとみさんの骨盤ケアが入ってからは、1~3か月の乳児続出!かわいいけれど。

 

子育てをしたことのないわたしには、「赤ちゃんの首のすわっていない」というのが具体的にどういう状態なのか?首を支えないで抱き上げたりしたら折れるんじゃないかとか、気道が圧迫されるんじゃないかとか、もういろいろ緊張して最初はがちがちでしたが(解剖学はやったけれど、乳児はまた違う生き物に見えます)ひとみさんに指導してもらって、まあ、最近はなんとか…

 

極力ベビーカーの上で過ごしていただきますが、赤ちゃんて、縦抱きが好きだったりするんですね。今日のお客様は、そんな赤ちゃんに「その要求は首が座ってからしなさい笑」とお声がけされていた。

 

まあお互い、意外と平気だったよね。首はすわっていなくてもハラの据わった赤ちゃんだった。キミはこの世に存在してまだ2か月、伝達の素人だし、あたしは子育て未経験で抱くの素人で、お互い大丈夫かよと思いながら始まったけれど、楽しかったね。また来てね。

 

以下は、関連して思い出した話で、今日のことではないのですが…

 

わたしは「赤ちゃんとペットと植物には『やる』です。『あげる』は使いません」と言われてきたので、赤ちゃんにご飯をあげるとか、ポチにご飯をあげるとか、植物に水をあげるとか言われるとちょっとびっくりしてしまうのですが、それはもうスタンダードではないですか?

 

自分のポチやアボガドには平気で「やる」と使いますが、他人の赤ちゃんに言うとお母さんが嫌な気がするなら、変えないとね。