The leaves be green.
1年前はルネサンスダンスの小澤高志さんの追悼公演でした。
こんなのあげると、亡くなったおぢぢ(小澤さん)からまた絶望のコメントがついて、
それに対して「おやじ、うるせー!」とばかりに反抗期の息子みたいにブチ切れて、友達解約とかして、なのにいつも気にしている、
みたいなことができなくなってしまい、悔しい。悔しいからあげちゃおう。
きっと彼は、こういうの好きではありませんよね。(笑)
これをぼんやりと見ていて思ったのですが、ルネサンスの音楽って、
この前あげた「地球暦®」みたいなんです。
各声部が個性をもつ惑星だとして、順行したり逆行したり、というのを宇宙のタカの視線で見る。
時には交差するところは音楽だからなんですが、
なぜ、この交差?まったく省エネということを知らない自由な「唯我独尊」が交差する。
それなのに聴き取る(読み取る)には自分のパートに一所懸命になってちゃだめで、
役割を果たしつつ、人とのかかわりを絶やさない。
この動画は、5人の声部を全部同じ質の音でやっているからまたわかりやすいのですが、すごい下降のリレーが見えたり。
青さんから蓬色さんへ、そしてエメラルドさんへ。みんながリレーに参加しているその間、赤さんは「The leaves be green 」というメロディを歌っているのが、このスコアだとよくわかります。そして、ピンクさんはほんと、「中年」を奏でていますね。上もいる、下もいる、必要なところに入ります!みたいな…笑
16世紀当時は「スコア」というものはなく、パート譜のみだったようで、どうやって作曲していたんだろう…占星術師と作曲家はとても近しい能力をもっていたのではないかしら。
興味を持った方は、ぜひこれの生の演奏を聴いていただきたい…のですが、なかなか、green with envy なまでの妬ける演奏が見つからないのが残念なところです。