間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

十音イタリア・ルネサンス巡礼!①

ayakoxyamazaki.wixsite.com

 

*旅立て。発見せよ。

 

という声が近頃こだましていたので…

 

6月15日(金)~7月4日(水)まで、

イタリアへの旅をしました。

全部で20日間、機内の日を除くとまる18日間、滞在したことになります。

 

 

↑番頭は、「地球の歩き方」もタブレットに入れる人なのですが、

わたしはどうしても一覧で文章や土地の距離感が見たいタイプ。

大きなイタリアの地図というのが手に入らないので、

グーグルマップを印刷して、貼り合わせて計画を練っていました。

参謀みたいな気分です。

 

19泊、

巡った街は13。

ミラノ、コモ、クレモナ、ヴェネツィアパドヴァボローニャフィレンツェアッシジ

ナポリポンペイ、ソレント、ローマ、ヴァチカン。

長靴のような形と言われるイタリアに、「了」の字を書くような感じの移動です。

 

なんと豪華なバカンス!

と自分でも思いますが、

昨年都合がつかず海外への旅を我慢したので、

その分も刺激を。

 

 

…実際には1日10km は灼熱の陽の下を歩く、

巡礼のような旅でした。

 

↑暑い。影がない。ローマの松(笠松)が作ってくれる影が本当に貴重。

水を持ってなかったら不安で仕方がなかったと思う。

これはローマのカラカラ浴場跡の外壁です。このあと影のない旧アッピア街道をひたすら歩く…

 

 

医学とアートの合間をたどる。

 

 

 

フィレンツェ/ラ・スペーコラにて この足も、この骨も、蝋でできていて、ガラスケースに入っています。

 

 

十音発見ルネサンス

 

オーケストラの事務局を退職してから、

クラシック音楽について「まなびほぐす」講座のスタッフをしつつ、

十音を開室し、

音楽(アート)とリフレクソロジー、二足のわらじを履いてきたのですが、

どうも、自分にはその「音楽とリフレクソロジー」というカテゴリーの言い方が合わない。

 

どちらを語ってもわたしそのもののうちの一部ですが、

音楽を語ればリフレクソロジーのことを怠っているような、

リフレクソロジーを語れば、自分の学んできたことを否定するような、

どうしようもなく居場所のなさを勝手に感じていました。

 

音楽のしごとについて人にお誘いメールを送れば、

「セラピストになったんじゃなかったっけ?」

と言われ、

リフレクソロジーの話をしていれば、

山﨑は音楽の探究をやめたのだ、と興味を失われるのではと。

 

自分の中でうまく統合できずに、

いつも片方に対して申し訳なさを感じていた。

 

なぜ一つの仕事の名前に自分を縛らないといけないのか、

と感じていたけれど、

自分を縛るというよりは、

混乱する周りの人を納得させないといけなかったのだということに気が付く。

 

個人でお商売をやっていくにあたって、

私自身を統合して、

きちんと他人に紹介していかないと、

お客様も友人もようは混乱してしまうのだと。

 

なので、今回イタリアに、

(おじじ=小澤高志さんの骨のかけらは撒きに行き)、

自分のかけらを拾い集めて統合しに行ったようなところがあります。

 

 ↑おじじとわたし(17年ぐらい前)

 

あそこにも、ここにも、空気全てにわたしをとらえるものが漂っていて、

それを見つけては、ああこんなことも考える自分がいると気が付くのでした。

 

人が、自分が人間であるということに気が付いて喜びながら、

人間や神を描き、

(そのために人間を解剖し)

音楽を奏で、

踊り、

建築し、

文化で自分たち人間を発見していったルネサンス時代。

 

小澤さん追悼のルネサンス・ダンス舞踏会への15世紀ダンスの出演機会をいただき、

 

 

 

「ほぐしをほぐすーセラピストのコリほぐし」で小松ゆり子さんとさきほぐしについて語りあい、

 

 

 

4月以降はますます

アートとリフレクソロジーを携えてお前は何をしている?どこへ行く?

と問われ続けていることを確信しました。

 

十音のルネサンス時代近し!

 

歴史は繰り返すし、

人の思考は何百年かそんなに違うものではなさそうなので、

では先人たちの壮大な(壮大すぎる)ルネサンスを見てそこから学ぼうではないか!

 

というのは今、あとからまとめた旅のミッションですが、

そんなこと言わなくても、

常々、刺激というのは受ける前とあとでは別人だと思っています。

旅も刺激ですから。

刺激を入れて十音発見ルネサンスしに行きました。

 

↑準備期間はこんな本借りた。トラベルガイドは読み切れない。

 

 

 ↑荷物は異常に少ないと言われる。右が十音の、左は番頭の。その代り、宿で洗濯をします。イタリアのホテルやアパートにはたいていビデというものがあるので、そこにお湯をため、洗うのは十音、絞るのは番頭。

 

 

 ↑出立前、成田空港の昭和なファミレス、ロイヤルでビールを一杯飲むのが儀式。朝だろうと、飲む。おととしの英国航空は第2ターミナルだったのでできなかった。

 

 

 ↑アリタリア航空機内食は「イタリアンか、ジャパニーズか?」。番頭がイタリアンを取ったので、十音は日本食。角煮ですね!美味しかった~。

 

 

 ↑そして、そう、イタリアに北回りで行くと、アルプスを越えるのです!帰りはもっと東、中欧の上を通るため、アルプスは越えません。越えたらすぐ、小さな街が見え始め、ミラノのマルペンサ空港は近い!