修繕日記
土用休み中の静かな学び。
榎本敦子さんにアロマセラピーの個人教授をお願いしました。
直接謳っているわけではありませんが、
植物は十音の大事な相棒。
施術の終わりのほうで、植物の力を借りています。
20~30分ほどのその時間の、深化の必要を感じていました。
2日間のスペシャル特訓1日目です。
五感で吸い込む、芳香療法。
薬理を知りたいというわたしの要望に合わせて組まれたカリキュラムです。
榎さんが経験から手に入れた、直感的な所感も併せてどんっとお手渡し。
すごい太っ腹です。
講義の途中でも
?と思ったとたんに隣の木箱から最上級の精油の瓶がさっと取り出され、鼻の下に。
理屈じゃなくて、香りどうぞ!
…てな感じです。
3時間の間に20種類ぐらいの精油を間隙なく叩き込む。
さすがは元、体育会系。
監督気質だよね、榎さん。
覚えるための体系化が受験予備校並に洗練されています。
そして、この方法は、わたしだからのオーダーメイド。
またほかの方には違う方向から来るかもしれません。
帰宅した今でも、植物の名前を見ると香りと系統を思い出すことができます。
台所では鶏と大根煮ているのに…
この強烈なにおいの中でも恐るべし大脳辺縁系。
特訓が終わったあとのリフレクソロジーの施術では、
今日ピンと来たブレンドを使って頂く。
ある香りを指向すると、自分の内面を晒しますね。
そしてその指向は時と場合によってすっかり変わっていったりする。
まさにイマココを測量するのにうってつけです。
それって手指による刺激と一緒なんですけれど。
しかしこれは、100%天然の精油だからこその力です。
人工の芳香剤は、
まるでデジタルの音が生演奏やレコードの高周波をカットしてしまったかのように、
複雑な「雑味」の部分をカットして「カクカクした」香りを放っているもの。
実はカットしてしまった部分にこそ、
あじわいがある…
次回2日目は、今日よりも千本ノックのはず。
削いで臨みます。