間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

集、招、正

<律>を仕様変えして完全予約制にしてから、
自分の「集客」に関する意識が変わりました。
 
集客は招客に変わったのでした。
 
自宅開室のため看板は出せない<十音>だが、
そもそも路面で通用するのだろうか。
というのが、 展示室 showroom さんへ間借りする一番最初の切欠だったように思います。
 
2階の窓から首を長くして参道を見ながら、
1年たちまして、
実は答えは、参道ではNo(爆)、でした。
 
まず、十音には「足裏の写真」がばーんと提示されるわかりやすい看板をどうしても、鬼子母神参道に立てられませんでした。
通りには通りの空気があります。
キアズマ珈琲や、雑司ヶ谷案内処や、ケヤキ並木や、安土桃山、江戸時代からのやさしい気。
散歩風情の観光客をみとめつつ、粛々と営まれる参道の日常生活。
展示室前にならぶ手仕事の品々。
  
と、そこに10メートル先から認識できる「足」看板…どうしても解せない。
 
そして、「フット・リフレクソロジー」が今そこの散歩のみなさんに優先的には必要とはされていない。
あまり歩き疲れていないし、
そもそもお財布にさらりと出せる2000円は、コトよりも記念のモノを買いたそう。
 
参道は通過する場所。
その先に行かねばならない場所があるので、みなさん足揉みに20分を割くのは後回しになります。
 
また、靴を脱いで畳にあがるのにはモチベーションが必要で、
いわんやさらに階段を上がって見えない2階に呼ばれるをや。
かなりの運命的な出会いが必要そうですが、
そこまでヘヴィな通りではないですしね。
 

この家の昭和の造作と、
20分とか30分のイベントセッションをするわたしの所作には違和感があると感じてきました。
 
15分で回していく野戦病院のようなイベントが楽しい場もあるのですが、ここは違う。
 
ずっと家から、その一式でいいのかね?わたしはなんだか違うような気がして消化不良なんだがね?そんなにドタドタと、降りるような階段には作ってないし…この部屋の光(暗さ)に慣れるにはちょいと急ぎすぎではないかね?と問われている気がしていました。
(よい建築は語りかけてきます。) 
 
さて、言い訳をたくさん並べてきましたが、
2年目は限定お二方と、鬼子母神参道でのある午後をセッションで味わっています。
 
十音のお点前一式、あなたとさせてもらえないだろうか、と
ギリギリになってこちらから招いたりもして、
それに見事に遠くから呼応してくれて、
休日のルートを変更してくださった正客(サシなので全員正客)のみなさま。
ありがとうございました。
 
3月は、8日日曜日に開室です。
地球と海王星の開き の日だそうです。
ちなみに昨日は、満月でした。

 

f:id:ReflexologyTone:20200210112251j:plain