間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

2022 夏至 乃東枯

及東(なつかれくさ)=夏枯草=カゴソウ

英名はall heal とか self heal とか、

薬効あらたかなお名前に恐れいってしまいます。

日本薬局方で利尿/消炎剤、夏枯草散は夜間に強くなる眼の痛みにということですが、その効能を見ると水分調整が上手な薬草のようです。

 

冬至ごろに芽生えて夏至に枯れるように見えることから夏枯草だそうですが、

七十二侯に入っているということは、

梅雨のさなかに利尿剤になるこの草をさぞかし人は頼りにしたのだろう。

 

 


f:id:ReflexologyTone:20220623132440j:image

 

十音には今、梅の苗が5本育ちつつあるのですが、

盆栽のように作らなくても、春に花が咲いてくれたら嬉しいなと思うのです。

でも、梅切らぬ馬鹿なんて呼ばれるように、剪定が開花や結実に大切だと言われる梅の、いつ、どこまで切るのか見当がつかないので、

人の家の梅を観察したり(庭の梅が切られたらウチも切ろう…と)、

インターネットを眺めたりしています。

どうやら、果樹としてと盆栽としてでずいぶん手入れ方法が違うらしい。

 

ある南高梅の剪定動画で、「何度も言いますが、枝の中に手を入れてこそ手入れなのです」と淡々と述べながら込みあった枝の根元に鋏を入れるシーンがあって、その時からずっと気になっていた「手入れ」という言葉。

 

けっこう深い。手技療法者にとってはまた。特に足に刺激を置く手には。

 

お手入れ care 介 抜き打ち捜索 合いの手入れ

 

こうやって言葉が目の前を飛び交うようになると、十音は楽しくなってくる。

相手に作用したいという欲望を削ぎ落した手が、

人や場にどうコンタクトして、

結局何をしているんだろうということをいつも考えるけれど、

例えば、よく手入れされた庭、とか手入れの行き届いた道具、とかいう言葉を使いたくなるときの、その庭や道具に起こっていることを、クライアントと一緒につくりたいものです。

 

◆6/25(土)

リフレクソロジー 律rhyth-十音の間借り

https://ayakoxyamazaki.wixsite.com/reflexology-tone/rhyth

雑司ヶ谷鬼子母神堂の表参道沿い、展示室showroom 

欅の緑と同じ高さの2階へ、椅子を担いでいって施術

15分から90分まで、さまざまバージョンご用意しております。

 

日課セッションはほぼ毎日開室中

足から心身にお手入れ

身体を聴きましょう

https://ayakoxyamazaki.wixsite.com/reflexology-tone/reservation