間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

オツベルときたら大したもんだ。

ayakoxyamazaki.wixsite.com

 

11月の日程をフェイスブックにも公開しました。

ちょっと不規則なのには「芸術の秋」も影響していて、

 12日には音楽紙芝居「オツベルと象」にスタッフで参加しています。

十音にもちらしを置いてますので、おや、っと思った方もおられるかもしれません。

 

「音楽紙芝居はピアノと語りで、物語の世界をつくります。」(ちらしより)

音の台所(茂木淳子さん)の構成・イラスト・語り、

http://oto-kitchen.com/

川津直子さんのピアノの黄金コンビに、

十音は《画像操作》で参加させていただいて、

もう4-5年くらいになるでしょうか?

オーケストラのスタッフをしていたころからの大事なしごとです。

 

今回、台本が宮沢賢治の《オツベルと象》そのままですけれど、

考えてみれば作者の書いた文章そのままで作られる音楽紙芝居は初めてではないかと。

 

ということで、

先日のリハーサルでは今まで気が付かなかった賢治や音楽紙芝居や、ブルグミュラー作曲の音楽の面白さをたくさん発見してきました。

 

―――オツベルときたら大したもんだ。

 

と始まる短いお話し。

第一日曜日、とか十把の藁、とか、ぽんぽんと飛び出てくる数字のリズムがイラストになるとどんどん腑に落ちます。

ぎくっとしたり、ぎょっとしたりと、なんだか親しみやすい擬態語で描かれる、

じっとりと手に汗握るような対峙の場面(イラストのユーモアが最高です)

日に日によわっていくけれど自覚のない無邪気な象、

けちな領主のオツベルが、寝覚めを象の大群に襲われて、すごい速さで交感神経をオンにするみごとな描写に加え、

最後まで意外にもしっかりと采配を振るって、

大声で部下に指示をだし続ける、怒涛の幕切れ、など。

 

音楽紙芝居になることで賢治とイラストと語りと、ブルグミュラーピアノ曲が思いがけない掛け算となり、楽しませてくれます。

お客様それぞれが、自分なりの思い入れを持ってご覧いただけるでしょう。

 

入場無料で、0歳児より入場可能で、出入り自由の30分公演2回です。

お近くの方、ぜひお寄りください。

荻窪駅から徒歩7分の、杉並公会堂です。

 

荻窪音楽祭

11月12日(土)音楽紙芝居

http://www.ongakusai.com/029-161112.html