間と食卓と調子~リフレクソロジー雑司が谷十音

日々のあいま、リフレクソロジーで聴く、心とからだの調子。リフレクソロジスト山﨑絢子のブログ。

リフレクソロジーと外反母趾

今朝の東京新聞に「外反母趾」のことが特集されていました。

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十音にも、外反母趾を気にされるお客様何人もいらっしゃいます。

いつも付きまとう痛みなのに、もう話題にもされない方も多い。

 

かねてから、セラピューティック・リフレクソロジーの手技(親指を関節を軸にぐるぐると回します)には足の筋骨の整体的な効果があると感じてきたので、ここらで外反母趾ともっと向き合って、、、みることが…できるのか…どうなのか…

 

 

疾患とリフレクソロジーの関係を一つ一つ追求していくのは結構、骨の折れる作業です。

しかし、昨日「ウラ取れた五行語りをするための精進する」宣言をしてしまった十音は、外反母趾に悩むお一方お一方ずつの足を思い浮かべながら、今日の精進を始めることとします。

 

ちなみに、フレグランス・ジャーナル社の「セラピューティック・リフレクソロジー」には、外反母趾=バニオンという記載をされていますが、調べたところ厳密には、バニオンは「外反母趾に起因する第1中足骨頭の内側部分の隆起」のこと(※2サイト)。つまり…状態を表す名称ってことでしょうか。このサイトの同じページには、「母趾の外側への屈曲(外反母趾)」って言葉もあり。

 

指し示す何が違うのか、現在の十音にはよくわかりません。どうやら、英語圏では外反母趾のような症状はバニオンと呼ぶように見えます。これはまあ、置いといてしまおう。ささっ。

 

 

さて、外反母趾です。

記事にもある通り、一般的に以下が原因と言われている。

A・ヒール靴を履いたことによるつま先への体重移動による、圧迫で変形

B・ヒールでなくても、アーチの崩れ(偏平足)で、足の幅が広がった分をつま先で収めようと圧縮するため変形

C・趾の関節や靭帯が柔らかく、骨組みが変形

 

うーん。

 

上の ↑ お写真ぐらいの症状になると、なんらかの病気やケガによって変形したものではないかしら…

 

自然に第2,3趾が第1趾の上に移動するということは考えにくいですよね。

 

 

関節リウマチ

②関節が緩みやすくなるような疾患

甲状腺副甲状腺の機能障害(甲状腺副甲状腺の反射区が第1趾の付け根なので)

脾臓膵臓の疾患

子宮内膜症子宮筋腫、卵巣の疾患

⑥脛骨に関わる疾患

⑦糖尿病

⑧免疫システムの低下

⑨胃の疾患

クローン病

 などなど…

 

あげられる疾患や病気のキーワードからだと、五行的には痩せすぎた土または肥沃すぎる土が見えてきますね。

 

痩せすぎの方も太りすぎの方もやっぱり注意だと思います。

 

外反母趾が女性に多いことからも、⑤なんかはそのものずばりでなくても、やはりホルモンバランスと生理周期と生理の質を考えなくてはならないでしょう。

 

筋、腱、靭帯に出る症状であることから、木が健やかに伸びているかも気になります。

 

土と木は相克関係です。

土の状態が悪いということは、木もうまく育っていないのではないかと思います。ストレス過多だったり、暴飲暴食していたり、片頭痛があったり…

 

外反母趾一つから、疾患のネットワークが広がる…

(嫌だ)

もとい、身体の乱れた自然が描かれます。

 

 

さて、外反母趾運動療法として、記事では以下のようなものをお勧めしていました。

・<趾の間を開いて10秒間保つ×10回>×1日に3回

・<足の指を使ってタオルを手繰り寄せる×10回>×1日に3回

 

・・・「知ってる。どちらも筋トレ系でなかなかできない」という方にもできそうな方法が書かれたムック本があるんです。

 

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↑ 「~すれば〇〇ができる」というの、わたしは警戒するタチなのですが、この本は立ち見してとても興味深かったので…

 

実は

 

この本に乗っている動きは十音の手技の中に全部入れているので、あとはクライアントの皆さん筋トレを頑張っていただければ…


もともとドーガン・インターナショナル認定の手技の中に入っている動きがほとんどだというのも、冒頭に書いた、足の筋骨整体的だという理由です。

 

そこに前にヨガのセッションで経験した整えの動きと合わせて十音の1セット90分としているのですが、確かに、足がすっきりして靴が履きやすくなる方が多いですし、きっとアーチも改善されているのではないかなと思います。

 

それを定着させるには筋トレや減量や、木や土の乱れが改善することが必要ですが。

 

インガ先生は昨日何度も「セラピストは身体が疾患を治すのを手伝うだけ」と仰った。

 

これは何の経絡の乱れ、どの要素の乱れ、と判断を下そうとし過ぎるわたしにそれは間違った方向だと警告してくださいました。

リフレクソロジストにできること、といつも考えていましたが、実は「できないこと」のほうを尊重すると、セッションはクライアントにとっては至極シンプルに、そして施術者にとっては至極大きくなっていきます。氷山の上と下みたいな感じに。

 

その水面下の大きさに持ちこたえられますように。

 

***

 

ほんじつの手酌日記

 

3日前の夜から高熱を出しました。この夏はほんとに火に焼かれたという感じです。
ほとんど食べられなかったのですが、昨日のインガ先生のお茶会に向けてギリギリと治し、今日の5時起きに向けてさらにギリギリと調子を上げました!

 

風邪の治りかけって、実は外に出て汗をかいてしまうのがいいんでしょうか。すっかり元気になりました。今夜はこれから飲むぞ。

 

→やっぱり、あまり飲めませんでした。それに、高熱時セッション予定をキャンセルさせていただいたお客様ほんとうに申し訳ありませんでした。

 

それにしても、千葉の災害が気になります。義母はまだ、避難中です。

 

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ほんじつの参考資料…ネットサーフィンが多いのは仕方ない。ここから深く潜っていこうかと思います。

 

※1◆難病情報センター「クローン病

http://www.nanbyou.or.jp/entry/81

※2◆MSDマニュアル プロフェッショナル版 「バニオン」

※3◆あゆみ製薬株式会社 リウマチ情報ポータル

https://www.ayumi-pharma.com/ja/healthcare/rheumatism/library/about/

※4◆長崎甲状腺クリニック 

https://www.nagasaki-clinic.com/gout/#banion

※5◆Chyhi's diary「disease(病気)とillness(病い)の違いについて」

http://peacechyhi.hatenablog.com/entry/20150430/1430405631

diseaseというのは疾患という意味で
「疾患」とは「生物医学的な機能の不全」のことを指します。
たとえるなら、「胸の痛み」が「心筋梗塞」に換言されるとき、「疾患」にかかったと考えます。
つまり簡単に言うとdiseaseとは病気の「原因」を意味します。

逆にillnessとは日本語にすると「病い」
病いは「主観的」な経験を指します。
精神的でも身体的でも日々の暮らしや生き方に不都合を感じた「状態」を指します。
疾患によって引き起こされる「症状」のことを指します。
原因不明の何かによって引き起こされている症状もillnessということになります。
なんか身体がだるいとか、頭が痛いとか、精神的に辛いとか・・・

※6◆NHKらいふ「サンダルで疲れた足の疲労回復 簡単にできるストレッチ&ケア」

「足育研究会」のFBページから教えていただきました。

https://www.nhk.or.jp/lifestyle/article/detail/00928.html?fbclid=IwAR1nxZs76TYj5XOOcSUp9QFBfyNx3aRwIQw-Z_FPl7a3AbUkxarvHA3Uc_c

※7◆NHKらいふ「足の疲労解消トレーニング 足裏」

桑原靖先生のご著書のことも、いつか。

https://www.nhk.or.jp/lifestyle/video/detail/00807.html

 

◆志水剛志「距骨を整えれば不調が治る!」MAGAZINE HOUSE MOOK